2033年、ぶっさんの命日に集まった”木更津キャッツアイ”のメンバー(バンビ、マスター、アニ、うっちー)とモー子は、30年前の出来事を回想する――。その夏、半年毎に余命半年を宣告され続けるも、21歳、まだまだ絶好調のぶっさんは、山口先輩がオープンさせた韓国パブでホステスのユッケと出会い、伝説の赤い橋をふたりで渡ったことから彼女に恋してしまう。そして、地上げ屋に狙われている孤児院”甘えん坊ハウス”を救う為、地元・木更津で大規模なロック・フェスティバルの開催を計画する氣志團に前座を務めるよう依頼された彼は、ステージでユッケにプロポーズすると息巻くのであった。ところが、そんな木更津に偽札が出回る怪事件が発生。それは、特殊メイクで死んだ筈の木更津の守り神的ホームレス、オジーになりすました、美礼先生の高校時代の同級生で刑務所から出所して来たばかりの村田ジョージこと”微笑みのジョージ”の仕業だった。この事態に、キャッツアイの5人は偽札の原版を奪取するも、舟で流され絶海の孤島へ。一度は、そこの黒モー子率いるアマゾネス軍団と一緒に暮らすことも考えるのだが、木更津へ戻り新曲を披露して立派にステージを務めあげる。お陰で、微笑みのジョージも改心し警察に逮捕され、ぶっさんのユッケへの気持ちも通じ、木更津の熱き夏が終わるのであった……。