文=平沢薫
- プリズン・ブレイク シーズン5
2017年・米・全9話
●今夏発売
出演:ウェントワース・ミラー、ドミニク・パーセル、サラ・ウェイン・キャリーズ、アマウリ―・ノラスコ、ロバート・ネッパー
発売・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
© 2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
同じ主要登場人物たちのその後を描く、正攻法の新シーズンが登場。しかも09年放送のシーズン4以来、実に8年ぶりというのがポイント。なぜ8年もたった今、この新シーズンが生まれたのかというと、ドラマの中心である兄弟の兄リンカーンを演じるドミニク・パーセルの発案だったと言われている。彼と弟マイケル役のウェントワース・ミラーは、このシリーズの後もTVシリーズ『THEFLASH/フラッシュ』『レジェンド・オブ・トゥモロー』で本作同様のホット&クールなコンビ役を演じていて、それだけでも相性の良さを証明しているが、その撮影中にパーセルがミラーに新シーズンをやらないかと提案、それにミラーが賛同したのだという。こうして本人たちがやりたいからという理由で始まったのが、このシーズンなのだ。
現実同様、前作の8年後からストーリーが始まるので、登場人物も再結集。兄弟に加えて、弟の妻サラ(サラ・ウェイン・キャリーズ)、このドラマに不可欠の悪役ティーバッグ(ロバート・ネッパー)、そして囚人仲間のスクレ(アマウリー・ノラスコ)とシーノート(ロックモンド・ダンバー)が再結集。マイケルたちを追う捜査官ケラーマン(ポール・アデルスタイン)が登場する。また、サラの新しい夫役にTV『救命医ハンク』のハンクことマーク・フォイアスティンなど、新たなキャストも加わる。
そして、ドラマはもちろん新展開。前作で死んだと思われていたマイケルらしい写真が、服役中のティーバッグの元に届く。しかもその写真から、彼がいる場所は中東イエメンの刑務所らしい。それは本当にマイケルなのか? なぜティーバッグに送られてきたのか?誰が送ったのか? そして、きっとあるに違いない中東イエメンの刑務所からの脱獄はどんな奇想天外な作戦になるのか?
脱獄の先に待ち受けている彼らの運命から目が離せない。