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プライド 運命の瞬間

  • ぷらいどうんめいのとき
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  • 平均評点

    63.3点(52人)

  • 観たひと

    75

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル 戦争 / 社会派
製作国 日本
製作年 1998
公開年月日 1998/5/23
上映時間 161分
製作会社 東京映像制作=東映(監修 「プライド 運命の瞬間」製作委員会)
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSR
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督伊藤俊也 
脚色松田寛夫 
伊藤俊也 
企画佐藤雅夫 
中川完治 
製作浅野勝昭 
プロデューサー田中壽一 
奈村協 
中山正久 
撮影加藤雄大 
美術内藤昭 
装置梶谷信男 
装飾窪田治 
音楽大島ミチル 
音楽プロデューサー高桑忠男 
録音伊藤宏一 
音響効果竹本洋二 
和田秀明 
照明大久保武志 
編集荒木健夫 
衣裳松田孝 
監督補佐森本浩史 
助監督井上隆 
スクリプター黒川京子 
スチール野上哲夫 
SFXスーパーバイザー川添和人 
字幕太田直子 
監修代表加瀬英明 
國塚一乗 
冨士信夫 

キャスト

出演津川雅彦 東條英機
スコット・ウィルソン ジェセフ・B・キーナン主席検事
いしだあゆみ 東條かつ子
奥田瑛二 清瀬一郎
ロニー・コックス ウイリアム・F・ウェップ裁判長
スレッシュ・オビロイ ラダビノット・パール判事
大鶴義丹 立花泰男
戸田菜穂 新谷明子
寺田農 重光葵
前田吟 赤松貞雄
村田雄浩 伊藤弁護士
石田太郎 武藤章
陸五朗 佐藤賢了
島木譲二 田中隆吉
石橋蓮司 大川周明
相田翔子 東條光枝
朱門みず穂 古賀満喜枝
前田亜季 東條君枝
アンヌパム・ケール スバス・チャンドラ・ボース
ディープティ・ナバル ナリニバル
ピエロ・ヴァン・アーニム サケット検事
クレイグ・アシュリー レーリング検事
パトリック・ディクソン ブレークニー弁護人
アンドリュー・ハリス ブルーエット弁護人
ピーター・ホスキング ブルックス弁護人
ジェラード・マグワイア マギー牧師
金士傑 溥儀
烏丸せつこ 割腹する女
阿知波悟美 近所の女
歌澤寅右衛門 木戸幸一
飯沼慧 荒木貞夫
早川純一 松岡洋右
小池栄 畑俊六
溝田繁 梅津美治郎
村山弘三 岡敬純
千葉保 橋本欣五郎
寺下貞信 鈴木貞一
山本弘 白鳥敏夫
森下鉄朗 嶋田繁太郎
名川貞郎 廣田弘毅
徳田興人 土肥原賢二
間健 東郷茂徳
加勢功 南次郎
木村進 小磯国昭
田村英男 永野修身
遠藤修 板垣征四郎
加治春雄 木村兵太郎
有川正治 星野直樹
宮城幸生 平沼麒一郎
五十嵐義弘 大島浩
小峰隆司 松井石根
有島淳平 賀屋興宣

解説

A級戦犯として逮捕され、東京裁判で死刑判決を受けた東條英機の名誉と真実をかけた”闘い”を、その人物像を中心に描いた人間ドラマ。監督は「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」で総監督を務めた伊藤俊也。脚本は、「東雲楼・女の乱」の松田寛夫と伊藤の共同。撮影を「ご存知!ふんどし頭巾」の加藤雄大が担当している。主演は「Looking For」の津川雅彦。

あらすじ

1941年、内閣総理大臣兼陸軍大将として米英に開戦宣言した東條英機は、敗戦後の9月11日、GHQに逮捕され、連合国による極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判にかけられることになった。逮捕当日、自決を図りながら未遂に終わっていた彼は、逮捕後、収容された巣鴨プリンスで極刑を覚悟し、裁判を闘うことを無意味と思ったが、弁護士・清瀬に戦争の原因の全てを敗戦国に負わせ、ナチス・ドイツと同じように日本を裁こうとしている連合国側の裁判意図を聞かされたことから、日本が最悪の国家・民族にされないよう、日本の名誉と真実をかけた”闘い”に臨むことを決意する。1946年5月3日、裁判が開廷された。だがこの裁判の判事団は、ウェップ卿を中心とした戦勝11ヶ国で構成されており、勝者が敗者を裁くという始めから被告たちに不利なものだった。しかも、キーナン主席検事を筆頭とした検事団は、元満州国皇帝であった溥儀など、様々な証人たちを召喚。時に、その証言を捏造してまで東條たちを追い込もうとしてきた。これに対し、A級戦犯として告発された東條を含む28人は、起訴状の全てに無罪を主張。弁護団は、原爆の罪や戦勝国の殺人を棚に上げ、敗戦国の殺人のみを非合法とする原告側の論調を崩そうとした。一方で、判事団の内部に戦犯全員の無実を主張する人物が現れた。インド代表のパール判事だ。彼は、戦勝国が一方的に裁く裁判のあり方に異議を唱え、その矛盾を指摘すべく訴えを起こそうとする。裁判は3年の長きにわたって展開され、やがて東條自身が証言台に立つ日がやってくる。ところがその日を前に、東條は清瀬と元総理秘書官の赤松に、証言台で質問が天皇に及んだ際には、時の総理であった自分が天皇に逆らって戦争を始めたのだと証言して欲しいと頭を下げられてしまう。天皇を神と崇め、また裁判で真実を伝えようと務めてきた東條にとって、それは辛い申し出であったが、彼はそれを受け入れる。果たして当日、人間の尊厳と誇りを胸に証言台に立った東條は、キーナン検事との闘いに真っ向から挑んでいった。パール判事の訴えは聞き入れられず、東條に死刑の判決が下ったのは1948年11月12日のことだった。そして、同じ年の12月23日、東條以下7名のA級戦犯の絞首刑が執行された。

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