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前田吟

  • Gin Maeda
  • 出演
本名 前田 信明
出身地 山口県防府市牟礼
生年月日 1944/02/21
没年月日

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略歴

山口県防府市の生まれ。本名・前田信明。県立防府高校を1年で中退したのち、大阪でさまざまな職を転々とし、俳優を志して通信教育で高卒の資格を取る。1962年に上京、東京芸術座研究所を経て、63年、俳優座養成所に15期生として入所する。当初は本名で、67年頃より芸名を“前田吟”とし、映画の端役やTBS『純愛物語』65、『泣いてたまるか』68などのテレビドラマを経て、山本薩夫監督「ドレイ工場」68の組合を結成して会社と闘う主人公に抜擢される。翌69年、山田洋次監督「男はつらいよ」に、車寅次郎の妹・さくらと結婚する印刷工・諏訪博役で出演。続編を重ねて長期シリーズ化された同作に、95年の最終作「寅次郎紅の花」まで全48作品に出演する。中でも第8作「寅次郎恋歌」71は、寅次郎とは正反対の生活を送る博の過去と家族のドラマが軸になった、心情あふれる姿を見せる準主役格の一作。ひたむきな演技に若い頃の苦労が重なり、真面目な労働者のイメージが強かったが、並行して深作欣二監督「仁義なき戦い・広島死闘篇」73などの東映やくざ映画にも出演。柔軟さを示し、神山征二郎監督「看護婦のオヤジがんばる」80では育児に励む主人公を大らかに好演する。神山監督作品には以後も「郡上一揆」00まで計9本に出演。役柄の幅広さはテレビドラマでより目覚ましく、NHK『となりの芝生』76の嫁姑問題に無能な夫、山口百恵主演のTBS『赤いシリーズ』での戯画的なほど憎らしい悪役と、多彩に演じ分ける。TBSの長寿シリーズ『渡る世間は鬼ばかり』90~11では岡倉家長女・長山藍子の夫を演じ、NHK大河ドラマ『功名が辻』06では武田鉄矢とコンビの忠臣役が人気を呼んだ。次男は俳優の前田淳。

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