彼氏の浮気現場を目撃してしまった、薬科大の3年生の恵子。大泣きしながら飛び乗った電車で、見知らぬ郊外の町“摩狭尾”(まさお)に辿り着いた彼女は、成り行きから巨大なドラッグストア”ハッスルドラッグ“でアルバイトすることになった。そんな恵子に一目惚れした、寂れた“バンブーロード商店街”の店主ら(薬局の鍋島、パン屋の沼田、酒屋の山田、一心寺の僧侶・済念、ホームレスのジェロニモ)は、彼女と親しくなりたい一心から彼女と同じラクロスを始める。だが、ルールも知らない中年オヤジたちが上達する訳がない。結局、見るに見かねた恵子がコーチを買って出てくれ、竹で作った手作りクロスを手に猛練習を開始。お陰で、彼ら”まさおバンブーボーイズ“の奮闘ぶりはテレビで取り上げられるほど話題を集め、ハッスルドラッグの女社長がスポンサーになってくれるは、竹製のクロスが町興しに一役買うは、寂れた商店街も一躍活気を取り戻す。ところが、主婦チームとの試合で沼田が心臓発作で他界。ラクロス熱は一気に冷めてしまう。そんな中、アメリカのインディアン・チーム“HIAWATHA”が、バンブーボーイズのメンバーの中に我々の英雄であるジェロニモの名を騙る者がいるのは不届きと挑戦状を叩きつけてきた。来日したHIAWATHAと、一戦交えることになったバンブーボーイズは、果たしてこてんぱんにやられてしまうが、精力剤でパワーアップしたジェロニモが奮起。強敵相手に1点を返すことに成功し、和解も果たすのだった。