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  • 平均評点

    61.6点(146人)

  • 観たひと

    253

  • 観たいひと

    13

  • レビューの数

    26

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1989
公開年月日 1989/6/17
上映時間 114分
製作会社 フィーチャーフィルムエンタープライズ
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督五社英雄 
監修河野司 
脚本笠原和夫 
原作笠原和夫 
製作奥山和由 
プロデューサー西岡善信 
プロデューサー補市山尚三 
撮影森田富士郎 
美術西岡善信 
音楽千住明 
音楽プロデューサー相川知治 
録音大谷巖 
照明中岡源権 
編集市田勇 
助監督鈴木秀雄 
スチール小山田幸生 
製作松竹富士 

キャスト

出演芦田伸介 鈴木貫太郎侍従長海軍大将
新克利 武藤章中佐
有森也実 丹生すみ子
石橋保 林八郎少尉
うじきつよし 中橋基明中尉
梅宮辰夫 山王ホテル支配人
大和田伸也 小野木伍長
沖田さとし 対馬勝雄
小野寺昭 広幡忠隆侍従次長
賀来千香子 香田富美子
ガッツ石松 陸相官邸憲兵曹長
勝野洋 香田清貞大尉
加藤武 香椎浩平中将
加藤昌也 坂井直中尉
金子信雄 川島義之陸軍大臣
川谷拓三 永田露曹長
久我美子 渡辺すず子
日下武史 荒木貞夫大将
坂田明 大木伍長
佐野史郎 栗原安秀中尉
三遊亭小遊三 三浦作次上等兵
鈴木瑞穂 阿部信行大将
関口誠人 田中勝中尉
高部知子 府川きぬえ
高松英郎 山下奉文少将
高峰三枝子 斉藤春子
宅麻伸 丹生誠忠中尉
竹中直人 磯部浅一
田村高廣 湯浅倉平宮内大臣
丹波哲郎 真崎甚三郎大将
鶴見辰吾 高橋太郎少尉
仲代達矢 杉山参謀本部次長
長門裕之 木戸幸一内大臣秘書館長
名取裕子 野中美保子
根津甚八 河野司
萩原健一 野中四郎大尉
藤岡重慶 寺内寿一大将
藤谷美和子 坂井孝子
松方弘樹 伊集院兼信少佐
三浦友和 安藤輝三大尉
三上寛 堂込喜市曹長
南果歩 安藤房子
もたいまさこ 秋本サク
本木雅弘 河野寿大尉
安田成美 田中久子
八千草薫 鈴木たか
隆大介 村中孝次
渡瀬恒彦 石原莞爾大佐

解説

昭和11年2月26日に皇道派の青年将校が決起し、元老、重臣らを襲った二・二六事件を描く。原作・脚本は「肉体の門(1988)」の笠原和夫、監督は同作の五社英雄、撮影は同作の森田富士郎がそれぞれ担当。

あらすじ

昭和8年、満州への武力進出が問題となり日本は国際連盟を脱退し、国際的に孤立していった。国内でも経済不況と農村恐慌が重なって国民の不満と怒りは頂点に達していた。その頃、陸軍の若手将校たちが集まって昭和維新の計画を立てていた。それはこのような窮状を打開するために天皇を取り巻く元老や重臣を排除し、陛下の大御心を直接国政に反映させるしかないというものだった。野中大尉、安藤大尉、河野大尉、香田大尉、栗原中尉、中橋中尉、磯部元陸軍一等主計、村中元陸軍大尉の8人は、昭和11年2月26日未明、雪の降る中昭和維新を決行。22名の青年将校に率いられた1500名にも及ぶ決起部隊はそれぞれ連隊の営門を出発した。栗原隊は首相官邸を襲撃し、岡田総理を殺害したが実は身代わりの松尾秘書だった。坂井隊は斉藤内大臣、渡辺教育監督を射殺。中橋隊は高橋蔵相を射殺。安藤隊は鈴木侍従長を襲撃したが、結果的に命はとりとめることとなった。丹生隊は陸相官邸を占拠し、野中隊は警視庁を占拠。河野隊は湯河原で牧野伯爵を襲撃するが、河野は被弾し牧野に逃げられてしまう。河野はそのまま陸軍病院に収容された。陸相官邸では香田と磯部が川島陸相と真崎大将ら高級将校に決起趣旨を述べ今回の行動について陛下の御聖断を要求した。皇居では緊急の軍事参議会議が開かれ、決起を認めるかのような陸軍大臣告示が発表された。しかし、宮中では湯浅宮内大臣、木戸秘書館長、広幡侍従次長らの会合の結果、戒厳令の御裁可が杉山参謀本部次長に下され、決起部隊も戒厳部隊に編入された。翌27日には香椎戒厳令司令官から奉勅命令が発表され、決起部隊に原隊への復帰が勧告された。当初決起部隊へ同調していた真崎らの力も及ばず事態は次第に皇道派青年将校達の不利な方向へ傾いていった。原隊からは食料の供給を絶たれ兵達は疲れを見せ始めていた。安藤隊は赤坂の山王ホテルに立て篭もるが、ラジオやビラを使っての原隊復帰の勧告も始まった。青年将校たちの脳裏にも残してきた妻子の顔が浮かぶようになった。一方、入院中の河野の元へは兄が見舞いに来ていたが、腹を切りたいので果物ナイフを用意してくれ、という弟の言葉に愕然としたのだった。陸相官邸では一早く坂井が隊員たちに原隊復帰を促していた。山王ホテルでは村中らが兵を帰して軍法会義で戦おうと提案するが、安藤はあくまで抵抗した。野中は安藤に兵たちの命と名誉を守ってやろうと説得。初め決起に乗り気でなかった自分を促したのは野中だっただけに、安藤には無念だった。そしてホテルから青年将校一人一人が野中と安藤に敬礼しながら出ていった。安藤も野中に別れを告げ、兵達には自分達のやったことは正しいのだから胸を張って行けと、言葉を残した。安藤は拳銃で自決を図るが未遂に終わった。陸相官邸で野中は安藤から返された決起を謳ったハンカチを燃やし、拳銃で自決。また、河野も熱海の岸壁で自決していた。29日宮中では事変の鎮圧が上奏された。捕らえられた決起部隊の青年将校ら19人は軍法会議にかけられ、7月12日、全員が銃殺刑に処せられた。

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