男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

新作登録のお知らせ

KINENOTE公式Twitter

萩原健一

  • Kenichi Hagiwara
  • 出演/音楽/脚本
本名 萩原 敬三
出身地 埼玉県与野市
生年月日 1950/07/25
没年月日

関連作を買う

関連作を買う

略歴

埼玉県与野市の生まれ。本名・萩原敬三。私立聖橋中学在学中から、バンド“ザ・テンプターズ”に参加し、“萩原健一”を名乗ってヴォーカルを担当する。“ダイケン”と呼ばれた元番長の弟分だったので愛称は“ショーケン”。テンプターズは田辺昭知にスカウトされて、1967年にメジャーデビュー。『神様お願い!』『エメラルドの伝説』などが大ヒットとなり、“ザ・タイガース”の“ジュリー(=沢田研二)”に次ぐアイドル人気を得る。グループサウンズ・ブームが終焉した71年にバンドは解散。同じくタイガースを解散した沢田、岸部おさみ(のち一徳)、元スパイダーズの井上堯之、大野克夫らと“PYG”を結成する。しかし、思うように自分を表現できず煮詰まり、音楽から離れて俳優の道に。もともと創作意欲が強く、数本の映画に出たものの俳優ではなく監督を志望。71年の「めまい」で出会った斎藤耕一監督の新作「約束」72に助監督としてつくが、男優降板のため急遽、主演をつとめる。列車で移送中の女囚・岸惠子と出会い、ひたむきに慕う逃亡中の若者役。アイドルのイメージをかなぐり捨てた演技の新鮮さが注目され、同年の日本テレビ『太陽にほえろ!』の新人刑事・マカロニ役に抜擢される。衣裳は自分で決める、“PYG(=井上堯之バンド)”に音楽を任せるとの条件を通し、当時の刑事ドラマの定型を刷新する大ヒットに大きく貢献する。しかし、刑事役に馴染めず1年で降板。やはり自分の提案通りに演じた、立小便の最中に強盗に刺される犬死にのような最期は、視聴者に衝撃を与えた。マカロニが殉職した73年も、市川崑監督「股旅」、篠田正浩監督「化石の森」、日本テレビの主演時代劇『風の中のあいつ』などがあり、翌74年、東宝の出演依頼を受けて、日活ロマンポルノのエース・神代辰巳監督の起用を希望。その「青春の蹉跌」で、立身のため恋人を殺すが、その将来さえ信じ切れない大学生の模糊とした屈折を演じ、キネマ旬報賞男優賞を受賞する。俳優から引き出すスタイルの神代とは、以後も強い信頼関係を結ぶ。同年、人斬り以蔵役のNHK大河ドラマ『勝海舟』を経て、日本テレビ『傷だらけの天使』に探偵事務所調査員・オサム役で主演。設定やスタッフの人選から深く関わって即興重視の現場をリードし、思う存分にセンスを発揮する。水谷豊演じるアキラとのコンビは大人気となり、今なお熱く語り継がれる代表作とする。75年、倉本聰脚本の日本テレビ『前略おふくろ様』に主演。長髪を刈り上げ、板前見習いのシャイな若者・サブをアドリブなしで演じる180度の変身に挑戦し、これもドラマ史上に残る名作となる。77年の日本テレビ『祭ばやしが聞こえる』を独立した自身の事務所で制作・主演し、音楽活動も精力的に再開する。カリスマ人気のピークにあった80年、オーディションを受けて黒澤明監督「影武者」に武田信玄の子・勝頼役で出演。黒澤に容赦なくしごかれる経験で入魂型の取り組みがさらに先鋭化していく。以後も、伊藤俊也監督「誘拐報道」82の犯人役、神代監督「もどり川」83の破滅的歌人役で、狂気と紙一重の演技を見せる。83年、大麻不法所持で逮捕され、約1年間の謹慎生活。TBS『宣告』84の死刑囚役で復帰し、85年の鈴木清順監督「カポネ大いに泣く」は沢田研二との共演。倍賞美津子共演の神代監督「恋文」85では、余命わずかな女性のため家族も仕事も捨て、自分なりの筋を通す男を好演して、さらに深い色気をたたえる存在となる。その後は、山下耕作監督「竜馬を斬った男」87、深作欣二監督「いつかギラギラする日」92などに主演。アウトローの居場所のない時代こそ映画に危険を求める挑戦の時期を送るが、黒土三男監督「渋滞」91の普通の父親役が意外性とともに評判を呼ぶ。実直で飄々としたミドルという新しいイメージは、サントリー『モルツ』のCM、TBS『課長さんの厄年』93と続き、前妻の幽霊と新妻との間に挟まれるコメディの渡邊孝好監督「居酒屋ゆうれい」94で報知映画賞などの主演男優賞を受賞。以降は、テレビ朝日『外科医・柊又三郎』95など、テレビドラマが活動の中心になる。役に没入するタイプゆえ現場での摩擦がたびたび噂され、作り手の世代交代で難しい大物と敬遠されつつあったものの、NHK大河ドラマ『元禄繚乱』99の将軍・綱吉役、『利家とまつ・加賀百万石物語』02の明智光秀役などは高く評価される。2004年、久々の映画主演作だった「透光の樹」を考えの相違から途中降板、ギャラの支払いをめぐるトラブルで恐喝未遂容疑で逮捕される。05年に有罪判決を受けて活動休止。3年間の沈黙を経て、自叙伝『ショーケン』08を出版。中野裕之監督「TAJOMARU」09に足利義政役を怪演し、俳優復帰する。11年、モデルの富田リカと結婚。過去、小泉一十三、いしだあゆみなど、事実婚も含め4度目の結婚となる。時代の寵児として燃焼した輝きと完全に干される地獄の両方を味わった激動の俳優人生。本格カムバックが伝説の続きとなる日を多くの人が待つ。

キネマ旬報の記事

キネマ旬報増刊 キネマ旬報NEXT Vol.12「無限の住人」

コラム アイドルスターの転機:萩原健一/沢田研二/郷ひろみ/本木雅弘

2009年10月上旬号

HOT SHOTS:ショーケン、映画に復活!

1994年11月上旬号

特集 居酒屋ゆうれい:渡邊孝好・萩原健一 インタビュー

1987年11月上旬号

小特集 竜馬を斬った男:萩原健一 インタビュー

1983年5月上旬号

「もどり川」の神代辰巳&萩原健一インタビュー:

1982年9月上旬号

ザ・インタビュー:萩原健一

1981年5月下旬号

特集 「魔性の夏・四谷怪談より」:対談 蜷川幸雄×萩原健一

1976年1月上旬新年特別号

新春対談 日本映画のことを話しているとだんだん腹が立ってくるね・・・:黒沢明×萩原健一

1975年6月下旬号

〈座談会〉 「アフリカの光」とは漂泊の若者のギラギラと光る夢の象徴だ:丸山健二×神代辰巳×萩原健一×姫田真左久×岡田裕

1975年3月上旬号

萩原健一、自己と映画についての総てを語る:

1975年2月下旬決算特別号

ベスト・テン発表特別グラビア:男優賞 萩原健一

1973年9月上旬号

インタビュー・シリーズ3:菅原文太・高橋英樹・萩原健一の三人に聞く