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やくざ絶唱

  • やくざぜっしょう
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  • 平均評点

    70.9点(54人)

  • 観たひと

    99

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1970
公開年月日 1970/7/11
上映時間 92分
製作会社 大映東京
配給 ダイニチ映配
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督増村保造 
脚本池田一朗 
企画藤井浩明 
林万夫 
撮影小林節雄 
美術矢野友久 
音楽林光 
録音須田武雄 
照明渡辺長治 
編集中静達治 
スチル薫森良民 

キャスト

出演勝新太郎 立松実
大谷直子 立松あかね
田村正和 犬丸裕二
加藤嘉 犬丸泰助
荒木道子 犬丸里枝
川津祐介 貝塚茂太郎
青山良彦 本田進
太地喜和子 可奈江
早川雄三 木山
内田朝雄 石川
中条静夫 宮沢
橋本力 外山
平泉征 久井
中田勉 森川
伊東光一 木山の客
米山ゆかり 朱実
武江義雄 トルコ風呂の客
甲斐弘子 トルコ風呂の女
谷謙一 バーテン
三笠すみれ ホステス
河島尚真 警官
仲村隆 刑事
飛田喜佐夫 運転手
花村泰子 飲屋のお女将
杉森麟 飲屋の客
川内悦子 女中
中原健 花山組組員A
荒木康夫 花山組組員B
松山新一 東風会会員A
九段吾郎 東風会会員B

解説

「兵隊やくざ」以来五年ぶりに顔を合わせた増村保造と勝新太郎がやくざの世界を背景に、異父兄妹の愛情を描いた作品。脚本は「女体(1969)」の池田一朗、監督は「でんきくらげ」増村保造。撮影は同作の小林節雄が担当。

あらすじ

石川組のやくざ、立松実には美しい異父兄妹、あかねがいた。彼にとって、あかねは妹というより、恋人だった。その狂おしいまでの奉仕ぶりは、他人を二人の間から遠ざけ、実の情婦可奈江でさえも、入りこむ余地のないほどだ。だが、あかねは孤独だった。そんな彼女に新任の教師、貝塚は興味をもった。あかねは肉親を越えた兄の異常なまでの想いを断ち切るために、自ら貝塚に身を任せてしまった。その頃、実は新興勢力の東風会幹部、外山の暗殺を命じられていたが、あかねの一件を知って猛り狂い、東風会のチンピラと一騒動をひき起し、刑務所行きとなった。それを知った実父の泰助が、養子の祐二を伴って一緒に暮そうとあかねにもちかけた。あかねは、一度は断わったものの、次第に、祐二に心をひかれていった。やがて、泰助が莫大な遺産を残して死んだ。妻の里枝は冷たい女で、あかねと裕二の仲を決して認めなかった。弟分の進からこの話を聞いた実は、ふたたびあかねへの異常な想いにかられた。保釈で出てきて、実はまず、義母里枝から大枚一千万を脅し取り、裕二にあかねと別れるようすごんだ。そんな実にあかねはその異常さをさとすのだった。実は、うらめしく思いながらも、あかねから身をひいた。すべてを失った実には、外山を殺すことしか残されていなかった。実は弾丸の尽きるまで射ちまくった。しかし、実も乾分たちのすさまじい連射を浴びた。うすれゆく意識の中で、実はあかねの名をつぶやいていた。

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