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天使を誘惑

  • てんしをゆうわく
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  • 平均評点

    60.3点(29人)

  • 観たひと

    53

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1979
公開年月日 1979/12/22
上映時間 109分
製作会社 ホリ企画
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督藤田敏八 
脚本藤田敏八 
小林竜雄 
原作高橋三千綱 
製作大林宣彦 
撮影萩原憲治 
美術渡辺平八郎 
音楽玉木宏樹 
録音高橋三郎 
照明熊谷秀夫 
編集井上治 
助監督上垣保朗 
スチル中尾孝 

キャスト

出演山口百恵 佐野恵子
三浦友和 上杉浩平
大友柳太朗 上杉朔太郎
火野正平 松田豊
神崎愛 白石妙子
津川雅彦 岩淵薫
蟹江敬三 佐野正男
佐々木すみ江 佐野里子
中島ゆたか 吉沢静世
岸部一徳 徳山君彦
岡本麗 藤原キヌ子
岸田森 編集長
比企理恵 女子中学生
結城しのぶ 寺西フミ子

解説

同棲について、結婚について、現代の愛のかたちを描く百恵・友和コンビの第十一作目。脚本は「ホワイトラブ」の藤田敏八と「もう頬づえはつかない」の小林竜雄の共同執筆、監督は「十八歳、海へ」の藤田敏八、撮影は「ホワイトラブ」の萩原憲治がそれぞれ担当。

あらすじ

上杉浩平は親友松田の勤めるクレジット専門店の同僚佐野恵子と同棲している。浩平は以前、店の上司岩淵と恵子の間を疑ったために、故郷に帰ってしまった彼女を連れ戻しに行ったことがある。翻訳の下請けをしている浩平のかせぐ金だけでは暮せないので、店を辞めてしまった彼女は、今、フルーツパーラーのウエイトレスをしている。恵子は浩平のことだけを思い、決して自分を強く主張しない、そんな女だ。ある日、松田が結婚をするので、浩平に司会の役を頼みに来た。会場で岩淵と出会い、恵子にちょっかいをだしたことから、乱闘となり、式はメチャクチャになってしまった。見知らぬ男がふらりと二人のアパートにやって来た。実は浩平の父で、暫くの間、そこにいることになった。父によると、浩平は家出をしたままだが、べつにとがめたこともなく、それどころか、父自身もかなりだらしない生活をしているようだ。恵子は、そんな父に浩平の生き方に共通するものを感じるのと同時に、二人がお互いのことについて何も知らないことを思い知らされた。実際、浩平も恵子も自分の家のことや過去について語ることはなかった。ふと襲ってくる不安、もろく崩れてしまいそうになる感情はそんなことに起因しているのかもしれない。「子供なんて欲しくない」と口癖のように言う浩平は、松田が妊娠させたフミ子という女に付き添って堕胎に行った。そんなある日、妊娠した恵子は、浩平にそのことを告げず、ひとりで中絶する。愛するがゆえに傷ついていく二人。ボロボロにたって部屋を出た恵子を探し廻る浩平。浩平がやっと恵子を探しだしたとき、二人は遂に確かな愛のかたちを見つけた。

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