東京・佃島にある創立100年の歴史を持つ佃二中は、土地開発のため夏休みにとり壊されることになっていた。一学期の終業式で教頭がその報告をしたが、生徒も教師も真面目に聞いている者は少ない。そんな中で国語を教えている中島は夏休みを利用して落ちこぼれの生徒たちに正規の授業でできなかったことを教えようと提案。初めは誰も賛同してくれなかったが、若くて美しい音楽教師の桜井桃子が手伝うことになると他の教師も集まってきた。教師たちは喧嘩の仕方やローラースケート、カラオケ、料理、恋愛のアドバイスなどそれぞれ得意なことを教えた。生徒たちには人気だったが、高校受験を心配する父兄や塾の経営者、教育委員会からクレームがついて授業は中止。落ち込んでいた中島は癌で寝たきりの女子生徒の父親に祭りを見せてやろうと計画し、再び生徒を集めて準備を始めた。今度は町内会からクレームがついたが、生徒たちの努力で神輿は完成。祭りを成功させることができたのだった。