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ハチ公物語

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  • 平均評点

    66.0点(157人)

  • 観たひと

    284

  • 観たいひと

    13

  • レビューの数

    24

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1987
公開年月日 1987/8/1
上映時間 107分
製作会社 東急グループ=三井物産=松竹グループ
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督神山征二郎 
脚本新藤兼人 
原作新藤兼人 
製作奥山和由 
プロデューサー鍋島壽夫 
進藤淳一 
撮影姫田真佐久 
美術西岡善信 
音楽林哲司 
主題歌林哲司:(「ガラスの観覧車」)
録音紅谷愃一 
照明佐藤幸郎 
編集近藤光雄 
助監督中島俊彦 
スチール赤井博且 
ドッグトレーナー宮忠臣 

キャスト

出演仲代達矢 上野秀次郎
八千草薫 上野静子
石野真子 上野千鶴子
柳葉敏郎 森山積
尾美としのり 尾形才吉
春川ますみ お吉
殿山泰司 橋本八百蔵
加藤嘉 近藤梅蔵
井川比佐志 前川
山本圭 芹沢道郎
山城新伍 留さん
浦辺粂子 煙草屋の内儀さん
高橋長英 間瀬課長
石倉三郎 町田巡査
岸部シロー 焼鳥屋の客
片桐はいり 女中およし
三木のり平 旅館の主人
菅井きん 旅館のおかみ
加藤登紀子 たみ子
泉谷しげる 安井小荷物係
長門裕之 菊さん
田村高廣 古川駅長

解説

飼主の大学教授が亡くなってからも、渋谷の駅で主人を待ち続けた忠犬ハチの実話を基に人間と動物の交流を描く。原作・脚本は「映画女優」の新藤兼人、監督は「旅路 村でいちばんの首吊りの木」の神山征二郎、撮影は「きみが輝くとき」の姫田真佐久がそれぞれ担当。

あらすじ

秋田県大館の近藤家の紙屋では、牝犬アカが4匹の仔犬を出産した。数少ない純粋な秋田犬誕生の報告が、県庁の土木課長・間瀬の元に届けられ、間瀬はそのうちの一匹をプレゼントすると東京の大学教授、上野秀次郎宅へ知らせた。電話を受けた一人娘の千鶴子は大喜び。彼女はさっそく温泉に行っている両親に電話をするが、二人共難色を示した。昔飼っていた犬の死以来、生き物を飼うことに反対だったのだ。だが、飼いたいという千鶴子に押し切られてしまう。秋田犬の到着する日、千鶴子は外務省勤務の婚約者・森山とデートに出かけ、やむなく犬嫌いの書生・才吉が江戸っ子の植木屋・菊さんに頼んで一縮に渋谷駅へ出迎えた。到着した仔犬は死んだようにグッたりとしていたが、上野家に連れ帰り、教授が女中のおよしにミルクを持ってこさせ鼻先に置くと、元気よく起きあがった。仔犬の面倒は自分で見ると約束していた千鶴子は、いつの間にか妊娠し、あわただしく結婚式を挙げると上野家を出ていった。結局、仔犬の世話は教授が見る羽目になり、彼はハチと名を付けた。三ヵ月が過ぎ、ハチはイタズラ盛り。人には人格が、犬には犬格があると言う教授は、ハチに自由奔放な生き方をさせた。いつからか教授を渋谷の駅まで送り迎えするのがハチの日課となっていた。雨の日も雪の日も送り迎えするハチの姿を、交番の町田巡査や屋台の焼き鳥屋の留さん、たみ子夫婦、古川駅長たちが暖い眼でみていた。そんなハチの健気さが教授には可愛くてたまらない。千鶴子と森山が孫を連れて来ても、ハチのノミ取りに精出す始末。ある朝、教授を駅まで送って戻ったハチは急に悲しげな声で吠え始めた。その同時刻、教授は脳溢血で倒れ帰らぬ人となっていた。上野家は売りに出され、静子は千鶴子の家へ身を寄せることになった。ハチは浅草の土建業者・橋本に引き取られるが、何度となく抜け出し渋谷の元の家を訪れるのだった。野良犬と化したハチを見て、菊さんが自分の家に連れ帰る。まもなく、森山はロンドンに転勤となり、静子は和歌山の実家に帰った。突然、菊さんが亡くなり、ハチには寝ぐらも身寄りもなくなってしまった。毎日、午後5時半になると渋谷駅で教授の帰りを待つハチ。そんなハチのことが新聞に載った。それを見た静子がハチを訪ねてくるが、ハチは彼女の前から姿を消す。昭和10年3月8日、雪の中でハチは教授を待ちながら13年の生涯を閉じた。

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