佐々木課長の次長昇進に伴い営業三課に着任した上海帰りのやり手課長・岩田は、問題社員・ハマちゃんを再教育しようと意気込むも、以前みち子さんに片思いしていたことがバレて立つ瀬無し。あえなくハマちゃんのペースに飲み込まれてしまう。一方、お疲れ気味のスーさんはリフレッシュ休暇を利用して念願の四国八十八箇所巡礼の旅に出発していた。岩田の許しで休暇をゲットしたハマちゃんもその後を追うが、勿論、彼の目的は釣り。四万十川の鮎に足摺岬の石鯛と、仏の道を求めるスーさんと別れ、魚の道を極めるのであった。巡礼の旅も終盤、ハマちゃんとスーさんは柏島の民宿でそこの娘でバツイチのみさきと知り合う。女手ひとつで息子を育てるトラック運転手の彼女は“土佐のハチキン”と称されるほどの気丈な性格。しかし、心を閉ざす息子・良介にはほとほと手を焼いていた。そんな母子を釣りに誘い出したハマちゃん。やがて良介の心は解れ、久しぶりに息子の笑顔を見ることの出来たみさきはハマちゃんの優しさに感謝する。それから数日後、仕事で上京したみさきが鈴木建設を訪れた。しかし、あいにくハマちゃんは出張中。代わって岩田が東京案内を買って出るのだが、みさきの美しさに一目惚れした彼は、彼女を追って高知へ。決死のプロポーズの結果、ふたりは結婚することとなる。