熊谷の女子高で教鞭をとっていた伊藤則資(温水洋一)は、執筆した書籍のヒットにより、八戸大学の教授へと昇格する。八戸に着いた日、助手である寺島(田丸麻紀)に町を案内される伊藤。やがて、前任の教授が突如失踪してしまうという事件が起こった。失踪の鍵を握る女性(烏丸せつこ)が久慈市の琥珀館にいることが判り、伊藤は話を聞きにいく。しかし、状況はいっこうに判らなかった。帰り際、時代錯誤な言葉を話す少年(市川男寅)に出会い、伊藤は少年に導かれるように屋敷へと向かう。そして、そこには先ほどの琥珀館の女性がいた。実は伊藤が連れてこられた真の理由とは、その屋敷に住む美しい姫(加藤夏希)と一夜を過ごすことであったのだ……。