全国をドサまわりしていたというDJタイガー(竹中直人)が放浪の末、下北沢の実家に帰ってきた。こうして、DJタイガーのこれといってすることもないその日暮らしの生活が始まった。女に惚れっぽいDJタイガーは、幼なじみのマドンナ、さつきちゃん(鈴木京香)が離婚して下北沢に戻り、和風喫茶「大山茶苑」を切り盛りしていることを知って、彼女の店に入り浸る。そんなある日、下北沢に巨大ソープランドが建設されるという大問題が発生。さつきに「下北沢を守ってください!」と懇願されたDJタイガーは「このDJタイガー、シモキタを悪の手から救ってみせます!」と宣言する。しかしDJタイガーは「ソープランド建設説明会」なるものに出向き、まんまと“体験入浴会”にはまり込み骨抜き状態に。その舞台裏では、ソープランド建設を推進する社長・金閣寺大造(斉木しげる)が、ソープ嬢をはべらせながら息巻いていた。「本当に人間の男というものはバカですなあ。男の精力を吸い取ることで、我々天狗の神通力が巨大になるとも知らずに…!」下北沢を根城にして天狗の巨大な陰謀が蠢いていたのである。果たしてDJタイガーの運命は? シモキタの街はどうなる?