とある地方都市に内臓が全くないという子供の死体が流れ着いた。この事件を調査するフリーのルポライター、兼石荘太(和田聰宏)は、死体が安置されてある病院に向かった。死体を見る事ができた兼石だが、目の前で死んだはずの子供が突然起き上がり、病院を抜け出てしまった。詳しい情報を収集しようと町役場に向かった兼石。そこで彼は近くの丙(ひのえ)村で35年前に小学生の集団失踪事件があった事を知る。町役場の女性職員・香坂(真木よう子)が村への案内をかって出てくれた。丙村で取材を始めた二人は、廃校になってしまった小学校に行き、古びた卒業アルバムを見つける。そこには死体でみつかった子供が写っていた。学校を出た二人は更に奥へと進んでいく。兼石が何かに気づく。森の中へ入っていくと古い土葬の不気味な墓がいくつもあった。子供たちが消えたといわれている場所を一人で調べ始めた兼石は少年と少女(成海璃子)に遭遇する。彼は手に持っていた卒業アルバムをめくった。目の前にいる2人が、姿形も全く同じ状態で記念写真におさまっていた。35年前に失踪した小学生が、当時のままの姿で目の前にいる。村人たちが守り続けてきた驚くべき秘密とは……。