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about love アバウト・ラブ/関於愛

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  • 平均評点

    67.1点(20人)

  • 観たひと

    38

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ラブロマンス
製作国 日本 中国
製作年 2004
公開年月日 2005/9/17
上映時間 102分
製作会社
配給 ムービーアイ エンタテインメント
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

「TOKYO」監督下山天 
「TAIPEI」監督イー・ツーイェン 
「SHANGHAI」監督チャン・イーバイ 
「TOKYO」脚本長津晴子 
山村裕二 
「TAIPEI」脚本イー・ツーイェン 
「SHANGHAI」脚本シェン・ウエイ 
「TOKYO」撮影中山光一 
「TAIPEI」撮影チェン・シャン 
「SHANGHAI」撮影ヤン・タオ 
「TOKYO」音楽土井宏紀 
「TAIPEI」音楽クリス・ホウ 
「SHANGHAI」音楽ディン・ウェイ 

キャスト

出演伊東美咲 美智子(「TOKYO」)
チェン・ボーリン ヤオ(「TOKYO」)
市川由衣 由果(「TOKYO」)
ヤン・ルイ ミン(「TOKYO」)
大杉漣 オーナー(「TOKYO」)
加瀬亮 鉄ちゃん(「TAIPEI」)
メイビス・ファン アスー(「TAIPEI」)
アラン・クオ リン・シーユー(「TAIPEI」)
塚本高史 野村修平(「SHANGHAI」)
リー・シャオルー ユン(「SHANGHAI」)

解説

東京・台北・上海、アジアを代表する3大都市を舞台に、留学生と現地に暮らす異性との出会い、そして異文化コミュニケーションをテーマにしたオムニバス・ラブストーリー。伊東美咲、加瀬亮、チェン・ボーリンら、アジアの若手スターが共演する。東京編の監督は「マッスルヒート」の下山天。台北編は「藍色夏恋」のイー・ツーイェン。上海編を中国の若手監督チャン・イーバイが各々担当する。

あらすじ

「TOKYO」ヤオ(チェン・ボーリン)は、漫画家を目指して台北からやってきた留学生。専門学校に自転車で向かう途中、偶然、画材道具を路上にばらまいてしまい、立ち往生する若い女性を目撃する。画材を拾い集め足早に去っていく彼女に、なぜだかヤオは目が釘づけになる。渋谷のとある店。大きなキャンバスに色を重ねるアーティストの美智子(伊東美咲)は、恋人との不仲に悩んでいた。そんな時に、彼からの着信が携帯に入る。しかし3年間心を通わせた相手は、たった4秒で別れを告げた。深夜のスクランブル交差点。涙を隠し俯いて歩いてくる美智子とぶつかりそうになるヤオ。謝りながら横を過ぎる彼女と一瞬目が合う。美智子は泣いていた。その泣き顔が脳裏に焼き付いたヤオは、立ち止まった一角で、店のウィンドウ内に描きかけの絵を見つける。翌日、ヤオは昨日の絵をもう一度見るために店の前を通る。すると、描かれていた澄んだ青空は、冬の寒空のようなグレーに塗りつぶされていた。そこへ画材を手にした美智子が現れる。反射的に身を隠すヤオ。彼女の悲しそうな横顔が、キャンバスをグレーで埋め尽くしていくのを見たヤオは、美智子のためにあることを考え付く。「TAIPEI」深夜。台北のマンションの一室で、本棚を作ろうと悪戦苦闘しているアスー(メイビス・ファン)。完成した本棚を立ちあげようとするが、びくともしない。アスーは、あるバーのコースターを1枚見つけ出し、携帯をダイヤルした。電話を受けた鉄ちゃん(加瀬亮)は、突然の呼び出しに期待をふくらませ、真夜中にもかかわらずアスーを訪ねる。部屋に入って早々、「本棚を持ち上げるのを手伝って」と頼むアスー。期待していたばかりに、落胆と疑問の表情を浮かべながらも素直に手伝う鉄ちゃん。カタコトの中国語でアスーをからかい、ペンキを塗りながらふざけ合い、次第にふたりの距離は近づいていく。アスーを抱きしめる鉄ちゃん。アスーも鉄ちゃんの胸に顔を押し付ける。いい雰囲気になり、本気になる鉄ちゃんとは裏腹に、徐々に抵抗し始めるアスー。それでもなお覆いかぶさってくる鉄ちゃんに、アスーは突然平手打ちをくらわす。戸惑う鉄ちゃんに、アスーは泣きながら壁の黒板に漢字を書き始める。「私は、彼と別れた」「とてもつらい」「眠れない」「だから本棚を作る」「あなたの体を借りて彼のことを想った」アスーの書いた字のうえに、鉄ちゃんはひと言だけ書く。「理解」。「SHANGHAI」上海の下町の一角。母の営む雑貨屋で、大学受験勉強中のユン(リー・シャオルー)が店番をしながらうとうとしていると、日本人留学生・修平(塚本高史)が現れた。彼は東京の会社を辞め、夢への第一歩として単身上海へやって来て、雑貨屋の2階に部屋を借りているのだ。覚えたての中国語を駆使して用件を伝える修平に、受験勉強中の英語を使いつつ、中国語を教えながら応じるユン。そんなある日。修平宛に届いた小包を、ユンは彼のバイト先まで届けた。中には、美しいスペインの風景の葉書、古くなった野球ボールがあった。ユンは真剣に葉書を読む修平の、冷たく強張った顔に驚く。それが彼女からの小包と知ったユンは、修平の彼女がどんな人なのかを尋ねる。翌朝、ユンは雑貨屋のカウンターの上の紙片に気付く。昨日の葉書の絵柄だ。修平が破り捨てたのだろうか? ユンは受験勉強そっちのけで、手紙の破片を集められるだけ拾い集め、日本語の辞書で一文字一文字調べていく。

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2005年11月上旬号

劇場公開映画批評:アバウト・ラブ 関於愛