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レディ・ジョーカー

  • れでぃじょーかー
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  • 平均評点

    58.8点(120人)

  • 観たひと

    205

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    21

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 2004
公開年月日 2004/12/11
上映時間 121分
製作会社 「レディ・ジョーカー」製作委員会(日活=東映=毎日新聞社=テレビ朝日=葵プロモーション=スポーツニッポン=日本出版販売)(製作 日活/製作協力 アルテビーバ=フェローピクチャーズ)
配給 東映
レイティング PG-12
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督平山秀幸 
脚色鄭義信 
原作高村薫 
製作総指揮中村雅哉 
エグゼクティブプロデューサー永江信昭 
木村純一 
朝野富三 
企画石原清行 
製作石原清行 
坂上順 
中島健一郎 
早河洋 
大村正一郎 
神戸陽三 
橋昌利 
プロデューサー藤田裕一 
藤田義則 
福島聡司 
横手実 
宿崎恵造 
撮影柴崎幸三 
美術中澤克巳 
装飾松本良二 
音楽安川午朗 
音楽プロデューサー津島玄一 
録音宮本久幸 
音響効果斎藤昌利 
照明上田なりゆき 
編集川島章正 
衣装岩崎文男 
音楽エディター佐藤啓 
斉藤みどり 
助監督蝶野博 
スクリプター近藤真智子 
スチール竹内健二 
視覚効果橋本満明 
操演岸浦秀一 
CGIプロデューサー平興史 
擬斗高倉英二 
製作委員会和田康弘 
公野勉 
中曽根千治 
遠藤茂行 
松山彦蔵 
津金文子 
杉山登 
熱田俊治 
辻井孝夫 
成富功 
小澤史央 
古屋文明 
小松賢志 

キャスト

解説

ビール会社社長誘拐事件を、犯人グループ、標的にされた企業、警察の三者の視点から描き、日本の社会に潜む闇を抉り出した群像サスペンス。監督は「魔界転生」の平山秀幸。高村薫による同名小説を基に、「血と骨」の鄭義信が脚色。撮影を「69 sixty nine」の柴崎幸三が担当している。主演は「BROTHER」の渡哲也と、映画初出演の新人・徳重聡。

あらすじ

平成16年10月、日之出ビール社長・城山恭介(長塚京三)が誘拐された。“レディ・ジョーカー”と名乗る犯人グループのメンバーは、薬店を営む物井清三(渡哲也)、障害を持つ娘・さち(愛称レディ)を抱えるトラック運転手の布川淳一(大杉漣)、信用金庫に勤める在日の高克己(吹越満)、町工場の施盤工・松戸陽吉(加藤晴彦)、そして刑事の半田修平(吉川晃司)の、川崎競馬場で知り合った職業も年齢もバラバラの5人の男たち。ただ彼らに共通していることは、“社会の弱者”であることだった。56時間後、城山を解放した“レディ・ジョーカー”は、今度は会社への脅迫を開始する。人質は350万キロリットルのビール。それに、異物を混入させようというのだった。更に、彼らは日之出ビールに20億円の裏取引を持ちかける。果たして、城山は取引に応じる動きを見せた。実は、城山には犯人の目星がついていたのだが、そのことを公に出来ない事情があった。それは5ヶ月前、城山の姪の佳子(菅野美穂)が、被差別部落出身という理由から物井の孫の孝之との結婚を両親から反対されており、しかも孝之は日之出ビールの就職試験に落ちた直後、バイク事故で死亡していたのだ。これが明るみに出たら、城山家にも会社にも大スキャンダルである。そこで、城山は個人的な脅迫と知りつつ、“レディ・ジョーカー”に会社の金から20億円を渡すのだった。その頃、捜査に躍起になっていた警察は、日之出ビール幹部と“レディ・ジョーカー”との間に裏取引があるのではないかと睨みつつ、同時に半田への内偵を進めていた。ところが、もう少しで任意事情聴取というところまできて、半田の元上司が自殺。結局、警察内部の腐敗をマスコミに騒がれるのを恐れた捜査本部は、半田の事情聴取の見送りを決定する。そんな上層部に憤りを隠せないのが、元警視庁捜査一課の刑事・合田(徳重聡)。しかし、彼も尾行に気づいた半田に怪我を負わされる。その後、金を預かっていた高が、日之出ビールとかつてつながりがあった総会屋と共に行方をくらます。しかし、そもそも金を奪うことが目的ではなかった“レディ・ジョーカー”のメンバーは、今までどおりの静かな暮らしに戻り、一方、城山たちは総会屋との癒着が表沙汰になり、背任容疑で逮捕された。こうして、“レディ・ジョーカー”事件は、勝者のないまま人々の記憶の彼方に葬られていくのだった。

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