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ラヂオの時間

  • らじおのじかん
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  • 平均評点

    75.8点(766人)

  • 観たひと

    1297

  • 観たいひと

    46

  • レビューの数

    103

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1997
公開年月日 1997/11/8
上映時間 103分
製作会社 フジテレビジョン=東宝(製作協力*プルミエ・インターナショナル)
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSR
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督三谷幸喜 
脚本三谷幸喜 
原作三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ 
製作総指揮松下千秋 
増田久雄 
企画久板順一朗 
島谷能成 
製作村上光一 
高井英幸 
プロデューサー石原隆 
佐倉寛二郎 
協力プロデューサー小牧次郎 
撮影監督高間賢治 
美術小川富美夫 
音楽服部隆之 
音楽プロデューサー北原京子 
堀ノ内修司(布施明) 
千本のっこ 
録音瀬川徹夫 
音響効果倉橋静男 
照明上保正道 
編集阿部浩英 
衣裳富樫昇 
アソシエイト・プロデューサー空閑由美子 
重岡由美子 
助監督川原圭敬 
スクリプター杉山昌子 
スチール奥川彰 
キャメラオペレーター戸澤潤一 
効果音監修木村哲人 

キャスト

出演唐沢寿明 工藤学
鈴木京香 鈴木みやこ
西村雅彦 牛島龍彦
戸田恵子 千本のっこ
井上順 広瀬満俊
細川俊之 浜村錠
奥貫薫 永井スミ子
梶原善 大田黒春五郎
モロ師岡 バッキーさん
近藤芳正 鈴木四郎
布施明 堀ノ内修司
藤村俊二 伊織万作
並樹史朗 保坂卓
田口浩正 辰巳真
梅野泰靖 古川謙十郎
小野武彦 野田勉
渡辺謙 大貫雷太
桃井かおり 中浦たか子
佐藤B作 鴨田巌
市川染五郎 斎明寺公彦
宮本信子 山崎ルミ子
遠藤久美子 一之瀬弥生

解説

ラジオ・ドラマの生放送中のスタジオを舞台に繰り広げられる騒動を描いた密室シチュエーション・コメディ。監督はテレビ・ドラマや舞台の脚本家として活躍中の三谷幸喜で、本作が初の映画監督作品となる。もともと舞台用に書かれた台本を、三谷自身が映画用に脚色。これにより、91年の「12人の優しい日本人」に続いて2度目のキネマ旬報脚本賞を受賞した。撮影は「ときめきメモリアル」の高間賢治が担当している。主演は「恋は舞い降りた。」の唐沢寿明と「良寛」の鈴木京香。西村雅彦が「マルタイの女」と併せて本作でキネマ旬報助演男優賞を受賞した。97年度キネマ旬報ベスト・テン第3位。

あらすじ

“ラジオ弁天”のスタジオでは、まもなく始まるラジオ・ドラマ『運命の女』の生放送のためのリハーサルが行われている。初めて書いたシナリオが採用され、この作品によって脚本家としてデビューすることになった主婦の鈴木みやこは、緊張しながらリハを見守っていた。全てのチェックが済み、あとはいよいよ本番を待つばかりとなったが、直前になって主演女優の千本のっこが自分の役名が気に入らないと言い始める。プロデューサーの牛島はその場を丸く納めようとして、要求通り役名を“メアリー・ジェーン”に変更した。しかし、そんなのっこに腹を立てた相手役の浜村は、自分の役名も外国人にしてほしいと言い出し、熱海を舞台にしたメロドラマのはずだった台本は、ニューヨークに設定を変更させられる。みやこはいろいろ辻褄の合わなくなってきた台本を短時間で書き直すことになるが、素人の彼女にそんな器用なことはできず、牛島はまたも急場しのぎに放送作家のバッキーにホン直しを依頼した。しかし、ドラマの内容を把握していない彼によって、物語はさらにおかしな方向へ向かい、本番開始直前にミキサー・辰巳の一言で舞台はまたまたシカゴに変更される。さらに浜村が自分の役柄をパイロットだと勝手に言ってしまったことで、物語は辻褄合わせのためにますますおかしくなっていった。ディレクターの工藤を筆頭に、スタッフたちは次々にやってくる障害を、行き当たりばったりのその場しのぎで乗り越えていくが、あまりに勝手な台本の変更の連続にみやこは怒りを爆発させ、CM中にブースに立てこもると「ホンの通りにやって下さい!」と叫ぶ。しかし、そんな抗議も虚しく、ドラマはのっこのわがままのせいで、みやこの思いとは全く正反対のエンディングを迎えようとしていた。みやこの純粋さに感じるところのあった工藤は、結末だけでも彼女の思い通りにさせてやろうと牛島に抗議するが、ドラマを無事に終わらせることで精一杯の牛島は、工藤をスタジオから追いだして辰巳に演出を任せる。工藤はスタジオの外から極秘の回線でブース内と連絡を取り、みやこやのっこ以外の出演者、ADの大田黒らの協力で、ドラマを当初のエンディングに導いた。こうして生放送はともかく終了し、みやこを含めた全てのスタッフと俳優たちの顔には、仕事の充足感が満ち溢れる。

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