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美貌の都

  • びぼうのみやこ
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  • 平均評点

    62.5点(17人)

  • 観たひと

    28

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/3/12
上映時間 98分
製作会社 宝塚映画
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督松林宗恵 
脚本井手俊郎 
製作藤本真澄 
金子正且 
撮影遠藤精一 
美術村木与四郎 
音楽斎藤一郎 
録音宮崎正信 
照明石川録郎 
編集庵原周一 
助監督竹前重吉 

キャスト

出演淡路恵子 川辺由紀
司葉子 泉千佳子
伊達純 泉高志(千佳子の弟)
清川虹子 泉加代(母)
宝田明 山脇耕一
小林桂樹 海野良吉
木村功 植松一彦
万代峰子 植松波江(一彦の義母)
浪花千栄子 森下なつ(由紀の叔母)
山本廉 橋本保
上田吉二郎 橋本米太郎(保の父)
北尾はるみ 小山春子
初音礼子 小山さと(春子の母)
扇千景 三笠綾子(一彦の許婚者)
環三千世 まり子
司葉子 サリー
井上大助 チンピラやくざ
斎藤達雄 丹下(一彦の叔父)
深山しのぶ 植松家の女中
汐風享子 田村美枝(バーのマダム)
恒月まさみ 京子(女給)
志摩靖彦 吉田
三鷹恵子 女秘書
吉川雅恵 旅館の女中
時雨乙和 交換手
早川恭二 青年(綾子の恋人)

解説

「歌う不夜城」の井手俊郎が脚本を書き「婚約指輪」の松林宗恵が監督した哀愁メロドラマ。撮影は「てんてん娘・二部作」の遠藤精一。主な出演者は「忘却の花びら」の司葉子、「おしゃべり社長」の淡路恵子、「極楽島物語」の宝田明、「御用聞き物語」の小林桂樹、「警視庁物語 白昼魔」の木村功、「金語楼純情日記 珍遊侠伝」の清川虹子、その他、浪花千栄子、環三千世、井上大助、斎藤達雄など。

あらすじ

大阪の町工場に働く泉千佳子は、天性の美貌に恵まれ、同じ工場に働く耕一という恋人もいたが、父を亡くし母と弟の貧しい暮しには我慢ができず、何とかして陽の当る場所へ出たいと希っていた。そうした折り、彼女は、工場へ来た副社長の青年紳士植松一彦と知り合う。彼に誘われて行った夢のような豪華な世界の虜となった千佳子は、耕一にも冷くなり母の加代から意見されると、一彦に勧められたホテルに勤めるといって家出する。そんなことで、いらいらしていた耕一も詰らぬことで工場を辞める。一彦に就職を頼んで貰おうと千佳子を訪ねては見たが、かえって彼女と一彦の楽しそうな姿を見せつけられる。が、千佳子は、やがて妊娠、それを一彦に告げたが意外に彼の態度は冷い。そうした千佳子を耕一の先輩良吉や、良吉の馴染みの飲み屋「おかめ」の女、由紀も心配していた。その由紀は五年前、一彦の家の小間使をしているうち一彦の子を宿し邸を追われた女だった。千佳子を訪ねた由紀は、自分の過去を話し、一彦と別れるよう勧めたが、千佳子は信じない。そこで由紀は一計をめぐらし千佳子を連れて旅館に一彦を呼出した。しかし一彦は金ですむならと平然として去った。一方、耕一は今は与太者となり不良少女まり子と同棲していたが、千佳子を忘れきることはできなかった。しかし千佳子が一彦と別れたと聞いても彼女への怒りはやはりとけない。やがて千佳子は家に戻ったが、母の厳しい態度に再び家を出た。轟々と走る電車。傷つきはてた千佳子は遮断機の前によろめいた。が、その向うには懐かしい耕一の姿があった。

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