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秋日和

  • あきびより
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  • 平均評点

    78.2点(254人)

  • 観たひと

    374

  • 観たいひと

    22

  • レビューの数

    47

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/11/13
上映時間 128分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小津安二郎 
脚色野田高梧 
小津安二郎 
原作里見とん 
製作山内静夫 
撮影厚田雄春 
美術浜田辰雄 
音楽斎藤高順 
録音妹尾芳三郎 
照明石渡健蔵 
編集浜村義康 

キャスト

出演原節子 三輪秋子
司葉子 三輪アヤ子
笠智衆 三輪周吉
佐田啓二 後藤庄太郎
佐分利信 間宮宗一
沢村貞子 間宮文子
桑野みゆき 間宮路子
島津雅彦 間宮忠雄
中村伸郎 田口秀三
三宅邦子 田口のぶ子
田代百合子 田口洋子
設楽幸嗣 田口和男
北竜二 平山精一郎
三上真一郎 平山幸一
岡田茉莉子 佐々木百合子
竹田法一 佐々木芳太郎
桜むつ子 佐々木ひさ
南美江 桑田栄
十朱久雄 桑田種吉
渡辺文雄 杉山常男
高橋とよ 女将とよ
長谷部朋香 服部進
千之赫子 高松重子
須賀不二男 旧部下の社員
川村禾門 すし屋の職人
菅原通済 すし屋の客
岩下志麻 受付の女の子
山本多美 家政婦

解説

里見とんの原作を、「浮草」のコンビ野田高梧と小津安二郎が共同で脚色し、小津安二郎が監督した母娘の愛情を描く物語。撮影は「いろはにほへと」の厚田雄春。

あらすじ

亡友三輪の七回忌、末亡への秋子は相変らず美しかった。娘のアヤ子も美しく育ちすでに婚期を迎えていた。旧友たち、間官、田口、平山はアヤ子にいいお婿さんを探そうと、ついお節介心を起した。が、アヤ子がまだ結婚する気がないというので、話は立ち消えた。秋子は友達の経営する服飾学院の仕事を手伝い、アヤ子は商事会社に勤めて、親子二人郊外のアパートにつつましく暮している。たまの休みに街に出て一緒に過すのが、何よりのたのしみだった。母も娘も、娘の結婚はまだまだ先のことのように思えた。或る日母の使いで間宮を会社に訪ねたアヤ子は、間宮の部下の後藤に紹介された。後藤はアヤ子の会社に勤める杉山と同窓だった。土曜日の午後、間宮は喫茶店で、杉山や後藤と一緒にいるアヤ子を見た。後藤とアヤ子の間に恋愛が生れたもの、と間宮は思った。ゴルフ場で田口や平山に話すとアヤ子は母親への思いやりで結婚出来ない、という結論になった。秋子の再婚ということになった。候補者はやもめの平山だった。息子まで極力賛成されてみると、平山もまんざらではない。秋子を訪ねた田口は、亡夫への追慕の情たちがたい秋子にとっても再婚の話はもち出せない。アヤ子を呼んで説得したところ、アヤ子は母は父の親友と再婚するものと早合点して、母と正面衝突した。アヤ子は親友の百合子に相談した。百合子は田口、平山、間宮を訪ねると、その独断を責め立てたので、三人もいささか降参し、アヤ子は、一時は誤解したものの、母の知らない話だと分ってみれば、和解も早い。これから先、長く一人で暮す母を思って、二人は休暇をとって、思い出の旅に出た。伊香保では三輪の兄の周吉が経営する旅館があった。周吉は秋子の再婚にも、アヤ子の結婚にも賛成だった。その旅の夜、秋子は娘に自分がこれから先も亡き夫とともに生きることを語った。アヤ子と後藤の結婚式は吉日を選んで挙げられた。間宮も、田口も、平山も、ほっとした。ひとりアパートに帰った秋子は、その朝まで、そこにいたアヤ子を思うと、さすがにさびしかった。

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