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箱根山

  • はこねやま
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  • 平均評点

    73.3点(52人)

  • 観たひと

    84

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/9/15
上映時間 105分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督川島雄三 
脚色井手俊郎 
川島雄三 
原作獅子文六 
製作藤本真澄 
角田健一郎 
撮影西垣六郎 
美術浜上兵衛 
音楽池野成 
録音藤縄正一 
整音下永尚 
照明西川鶴三 
編集岩下廣一 
製作担当者森本朴 
助監督錦織正信 
スチル山崎淳 
合成向山宏 

キャスト

出演東山千栄子 森川里
加山雄三 勝又乙夫
藤原釜足 小金井寅吉
北あけみ 茗荷屋フミ子
佐野周二 森川幸右衛門
三宅邦子 森川きよ子
星由里子 森川明日子
東野英治郎 北条一角
有島一郎 塚田肇
森繁久彌 大原泰山
小沢栄太郎 篤川安之丞
上田吉二郎 大浜銀次
中村伸郎 近藤杉八
浜田寅彦 千葉雄次郎
藤田進 唐崎運輸大臣
田島義文 自動車道課長
桐野洋雄 高野昭一
瓜生登代子 井川京子
藤木悠 川口豪
熊谷二良 工藤経信
児玉清 奥野進
古田俊彦 小谷正吉
塩沢とき お静
小西ルミ お絹
西村晃 怒田重造
井上大助 小林孝次郎
二瓶正典 植木俊哉
三田照子 お源

解説

朝日新聞連載獅子文六原作から、「旅愁の都」の井手俊郎と「青べか物語」の川島雄三が共同で脚本を執筆、川島雄三が監督した文芸ドラマ。撮影は「香港の星」の西垣六郎。

あらすじ

天下の嶮といわれる箱根山はまたケンカのケンでもある。勢力を張り合う西郊鉄道と南部急行の長年にわたるイザコザから旅館同士の反目まで……。足刈にある二軒の旅館、玉屋と若松屋は血縁同士なのに先祖代々百五十年間というもの犬猿の仲。玉屋の女主人里は、九十にとどこうという年だがカクシャクたるもので、大番頭小金井と温泉を掘りあてようと若松屋に対する敵意をかきたてている。一方、若松屋の主人幸右衛門はインテリで考古学に凝り、旅館稼業にはあまり熱を入れてないのだが、こと玉屋に間しては対抗意識がもえあがる。ところが、こともあろうに幸右衛門の一人娘明日子の家庭教師に玉屋の若番頭乙夫を頼まねばならぬハメになった。乙夫はあいの子だが、里に育てられ玉屋の跡つぎにと期待されている。若い二人は大人たちのメンツなどどこ吹く風、いつか心を通わせるようになった。夏場をひかえたある日、玉屋から火事が出た。駈けつけた乙夫に救い出されたものの、動転している里をやさしくいたわったのは明日子だった。ショックで寝ついた里の玉屋をめぐって、観光資本会社が続々と復興融資を申し入れてきた。やがては大資本がこの足刈全体を占領する。頭のいい乙夫は敏感に感じとっていた。湖水祭の夜、乙夫と明日子は十年後を誓い合った。二人が夫婦になれば両家の跡つぎ問題も、いがみ合いも一挙に解決するし、玉屋と若松屋を一つにしてモダンなホテルを建設するのだ。それを夢みて、乙夫は以前から才能を見込んでくれた観光事業王北条一角の社員になることを決意した。明日子もその間旅館経営の猛勉強に励むことになった。二人の前途を祝すかのように、熱い温泉が吹き出したのは、乙夫が東京へ発った直後だった。里は再び気力をとりもどし、対抗上若松屋もボーリングをはじめた。二軒の旅館は表面、また同じような対立を続けている。

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