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裸の十九才

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  • 平均評点

    74.6点(51人)

  • 観たひと

    82

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    16

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1970
公開年月日 1970/10/31
上映時間 120分
製作会社 近代映画協会
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督新藤兼人 
脚本新藤兼人 
関功 
松田昭三 
製作能登節雄 
絲屋寿雄 
桑原一雄 
撮影黒田清巳 
美術春木章 
音楽林光 
録音大橋鉄矢 
照明岡本健一 
編集榎寿雄 
助監督関功 
スチール新藤次郎 

キャスト

出演原田大二郎 山田道夫
乙羽信子 山田タケ
吉岡ゆり 山田初子
厳波郎 山田義郎
草野大悟 山田半次郎
戸浦六宏 権堂先生
岩田直二 校長
鳥居恵子 林咲枝
大木正司 労務者
平井岐代子 佐々木フジ
佐々木すみ江 婦長
小川吉信 やくざ
江角英明 病院の事務員
松下達夫 更生審議会副会長
戸田春子 民生委員
富山真沙子 義郎の妻
織田順吉 米屋の主人
初井言栄 その妻
初音礼子 安宿の婆さん
浜田寅彦 中年の男
殿山泰司 賭博師
佐藤慶 刑事
小松方正 りんご園の人夫
河原崎長一郎 大西
渡辺文雄 野川
観世栄夫 少年院院長
太地喜和子 友人
黒葉ナナ 朝顔
芦田鉄雄 ガードマン
松井染升 網走の大家
ナレーション宇野重吉 

解説

地方から上京した少年が大都会の非情なメカニズムの車輪に巻きこまれ、次第に脱落し、ふとしたはずみで殺人を犯すという事件を素材にした、近代映協創立二十周年記念映画。脚本は「かげろう」の関功と松田昭三、監督は脚本にも参加している「かげろう」の新藤兼人、撮影は同作の黒田清巳がそれぞれ担当。

あらすじ

山田タケは明治の末年北海道で生まれ、青森県細柳で成人した。リンゴ園の渡り職人と結婚し、次々と子供を生んだが、妻子を顧みない夫のために喰いつめ、一家は北海道網走に渡った。貧苦の中で八人の子供を生み、離婚して再び細柳に帰って来た。タケは魚の行商をして子供たちを育て、やがて成長した子供たちは都会へと巣立っていった。七人目の道夫も四年前希望に胸をふくらませ、集団就職で上京したが、大都会の孤独に耐えきれず、勤め先のフルーツパーラーをやめた。それからの道夫は、勤め口を転々として、脱落の一途をたどった。彼には最早いくべきところがなかった。道夫を支えるものは、かつて横須賀米軍基地から盗んだ、ずっしりと手応えのある拳銃だけだった。夜更けの都会をさまよう道夫は、華やかな明るさにひかれるようにホテルの庭に忍びこんだが、不意にガードマンに襟首をとらえられ、無我夢中で引き金を引いた。殺人は想像を絶する簡単さでなされてしまった。道夫は京都に逃れたが、衝動的に八坂神社のガードマンを射殺し、北海道に渡った。道夫は生まれ故郷で自殺を企てたが果せず、帰りの旅費欲しさに函館のタクシー運転手を殺した。そして数日後、名古屋に現われての第四の殺人。今度も犠牲者はタクシーの運転手だった。金を求めて、深夜のオフィスに忍びこみガードマンに発見されたが、発砲して一旦は逃れたものの、明け方歩行中をパトカーの警官に訊問され、ほとんど無抵抗で逮捕された。

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