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ブルークリスマス

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  • 平均評点

    66.8点(160人)

  • 観たひと

    255

  • 観たいひと

    17

  • レビューの数

    44

基本情報

ジャンル SF
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978/11/23
上映時間 134分
製作会社 東宝映画
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督岡本喜八 
脚本倉本聰 
製作嶋田親一 
垣内健二 
森岡道夫 
撮影木村大作 
美術竹中和雄 
音楽佐藤勝 
主題歌チャー 
録音田中信行 
照明小島真二 
編集黒岩義民 
製作担当森知貴秀 
助監督岡田文亮 
スチル吉崎松雄 

キャスト

出演勝野洋 沖退介
竹下景子 西田冴子
仲代達矢 南一矢
岡田英次 兵藤光彦
八千草薫 兵藤夫人
新井春美 高松夕子
高橋悦史 沢木
沖雅也 原田
岡田裕介 木所
潮哲也 岡村
小沢栄太郎 五代局長
大滝秀治 竹入論説委員
中条静夫 沼田報道部長
芦田伸介 相場修司
中谷一郎 宇佐美幕僚長
島田正吾 吉池理事
松本克平 鈴木理事
永井智雄 城制作局長
田中邦衛 西田和夫
天本英世 代議士風の男
岸田森 代議士の側近
大谷直子 喫茶店・若い女性
神山繁 院長
小川信司 中本助手
稲葉義男 司令官
草野大悟 男(1)
堺左千夫 運転手
今福正雄 師団長

解説

UFO(未確認飛行物体)を目撃した人々の血が青くなり、そのような人間が増加したら、その時、アメリカ大統領が苦悩の末、決断した計画とは……その中で展開される人間の愛と苦悩を描くSF。脚本は「冬の華」の倉本聰、監督は「ダイナマイトどんどん」の岡木喜八、撮影は「姿三四郎(1977)」の木村大作がそれぞれ担当している。

あらすじ

一九七八年二月、京都国際科学者会議において、UFO及び宇宙人の存在の有無について演説した兵藤教授は、数名の外国人に連れ去られた。国防庁参謀本部の沖と原田は沢木のひきいるUFOとその目撃者に対処するための特殊部隊に転属された。沖は理髪店に勤める西田冴子にひかれていた。日本国営放送(JBC)の南一矢は、五代報道局長の命をうけて、兵藤教授の失跡事件の調査をはじめた。新人女優、高松夕子は、JBCの大型ドラマのヒロインに抜てきされ、幸福の絶頂にあった。一方、夕子の恋人、週刊誌記者、木所は友人の南に「夕子の血が青い」と相談するが、南は一笑にふす。世界各地でUFO目撃の情報が飛びかい、同時に、UFOを見た人間の血が青くなるとの噂が広まった。その頃、ロックバンドが来日、その歓迎パーティに出席した夕子は麻薬不法所持のぬれぎぬをきせられ、逮捕される。ドラマをおろされた夕子をなぐさめに行った木所は、夕子の顔が異様な青色に変色しており、木所は恐怖に部屋をとび出した。夕子は木所の気持を知って、自ら命を断つ。ニューヨークで兵藤博士との密会に成功した南は、博士の語る秘密--世界各国の首脳は、青い血の人間はもはや人間ではなく、人類の敵であるという噂を故意に流している--に息をのむ。調査を進める南に、日本大使館から帰国命令が下り、日本に帰ると、五代の取材中止命令が待っていた。東京は国民血液総点検に反対する学生デモで揺れ動いていた。街にクリスマスソングが流れはじめた頃、世界各国からUFOの大量飛来をつげるニュースが続々と伝えられてきた。緊急に開かれた国連秘密理事会は、アメリカ大統領の決断のもと、恐るべき極秘指令が全世界に発せられた。重大任務を前にして冴子と会った沖ははじめて冴子を抱いた。そして沖は冴子の血が青いことを知る。街にジングルベルが流れている。パリの支局に働く南は、公園のベンチにすわる老人の前で足をとめた。「兵藤博士!私です!」うつろな目で南を見あげる老人の帽子のかげから、真新しいロボトミー(脳細胞摘出手術)の傷跡がのぞいた。十二月二十四日--街々は純白の雪におおわれていた。飛ぶように売れるクリスマスケーキ、はじけるクラッカー。それは一見、いつもと変わらないクリスマスの風景だった。しかし〈時〉は刻一刻と迫っていた。恐怖と戦慄をはらんで〈ブルークリスマス〉のイブが静かにふけていく。

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オリジナル脚本:ブルークリスマス