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陽暉楼

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  • 平均評点

    67.4点(123人)

  • 観たひと

    204

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル 時代劇 / 文芸 / ドラマ
製作国 日本
製作年 1983
公開年月日 1983/9/10
上映時間 144分
製作会社 東映=俳優座映画放送
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督五社英雄 
脚本高田宏治 
原作宮尾登美子 
企画佐藤正之 
日下部五朗 
プロデューサー奈村協 
遠藤武志 
撮影森田富士郎 
美術西岡善信 
山下謙爾 
音楽佐藤勝 
録音平井清重 
照明増田悦章 
編集市田勇 
助監督清水彰 
スチール中山健司 
舞踏振付藤間勘五郎 

キャスト

出演緒形拳 太田勝造
池上季実子 太田房子
池上季実子 豊竹呂鶴
浅野温子 珠子
二宮さよ子 胡遊
熊谷真実 茶良助
佳那晃子 丸子
仙道敦子 とんぼ
西川峰子 助次
市毛良枝 吉弥
高原陽子 豆奴
伊藤みづえ 愛次
山本ゆか里 〆若
小田桐かほる 千代丸
上月左知子 お駒
悠玄亭玉介 幇間
弓恵子 米蝶
林彰太郎 今助
花澤徳衛 勘兵ヱ
大木晤郎 篠山竹造
丸平峰子 お常
星野美恵子 お国
美松艶子 仲居A
三谷真理子 仲居B
島田秀雄 職員A
有島淳平 職員B
椿竜二 職員C
津奈美里ん 芸妓a
斉藤可奈江 芸妓A
堀田明美 芸妓B
松村真美 芸妓C
前川恵美子 芸妓D
安食文子 芸妓E
玉野玲子 芸妓F
依田美加 芸妓G
深谷宏子 芸妓H
伊東由美 芸妓I
岡田仁美 芸妓J
上田真理 舞妓A
高根さつき 舞妓B
鈴川法子 舞妓C
瀬崎友美 久代
宮城幸生 久代の父親
松村康世 時江
牧よし子 お粂
湖条千秋 久美
高野洋子 菊江
速水典子 蝶子
谷山美恵 小鈴
澤田由美 チェリー
内藤武敏 和久田達吉
稲葉義男 池西
疋田泰盛 高山助役
中村錦司 橋本正明
園佳也子 お峯
玉野叔史 忠(十才)
井田弘樹 忠(十七才)
山口若菜 弘子
加藤奈己子 少女時代の房子
平参平 朝日館亭主
高勢ぎん子 朝日館女房
高谷舜二 老浪曲師
平沢彰 明月楼の客
大月正太郎 明月楼の客
タンクロー バーテンダー
平河正雄 川之江病院の医者
永野佳寿江 川之江病院の看護婦
浜田寅彦 高知病院の医者
世利ゆかり 高知病院の看護婦
白礼花 銀竜の娼妓
岡島艶子 銀竜の遺手婆
大和さゆり お袖付小女
有川正治 土建屋風の客
袋正 武崎病院の医師
岩田直二 床屋の亭主
大村崑 大阪駅々員
大久保朝樹 中盆
秋山勝俊 中盆
小池朝雄 稲村宗一
成田三樹夫 三好辰吉
小林稔侍 金串武彦
成瀬正 南敏之
宮川珠季 作本
荒勢 紫雲竜
奈辺悟 富塚
藤田博 宮坂留吉
細川純一 大木
木村四郎 古田徳次
藤長照夫 稲宗の若衆A
奔田陵 稲宗の若衆B
武井三二 稲宗の若衆C
木谷邦臣 若衆
徳永真由美 飛田の若い娼妓
風間杜夫 仁王の秀次
田村連 佐賀野井守宏
北村和夫 山岡源八
曽我廼家明蝶 堀川杢堂
丹波哲郎 前田徳兵ヱ
倍賞美津子 お袖

解説

西日本一を誇る土佐の高知随一の遊興、社交の場、陽暉楼を舞台に、そこでくり拡げられる様々な人間模様を描く。宮尾登美子の同名小説の映画化で、脚本は「鬼龍院花子の生涯」の高田宏治、監督も同作の五社英雄、撮影は「伊賀忍法帖」の森田富士郎がそれぞれ担当。

あらすじ

大正元年冬、太田勝造と駆け落ちした豊竹呂鶴は追手の手にかかり死亡。二十年後、二人の間に生まれた房子は、陽暉楼の芸妓・桃若として大変な売れっ子になっていた。陽暉楼の女将・お袖は、呂鶴と勝造を張り合った勝気な女だったが、呂鶴の娘をあえて預り高知一の芸妓に仕上げ、自分のあとを継がせるつもりでいる。勝造は「芸妓紹介業」の看板を出し、今では“女衒の大勝”と呼ばれる存在になっていた。家には後添いのお峯と、実子で盲目の忠がいたが、最近、大阪に珠子という女を囲っている。珠子は、勝造の心の中の呂鶴の影に悩み、自ら陽暉楼に身を売ろうとしたが、お袖に断わられた。その時、陽暉楼で会った桃若に呂鶴の面影を見、嫉妬にかられた珠子は遊廓・玉水の明日楼に身を売る。ある日、大阪・稲宗一家の賭場で勝造は、丸子という芸者に出会う。以前から高知進出を企てていた稲宗は、丸子を陽暉楼に送り込み、主人・山岡を篭絡し抱きこもうと画策していた。稲宗の指し金で、丸子は山岡を誘い込み陽暉楼の芸妓となる。四国一の大ダンスホールに商工会々頭・前田、南海銀行副頭取・佐賀野井らとやって来た陽暉楼の面々は、珠子ら玉水の娼婦たちと居あわせる。やがて、珠子と桃若の間に険悪な空気が走った。佐賀野井から誘いをうけ約束の場所に駆けつけた桃若は、珠子との凄まじい決闘の結果、髪は乱れ、体中水びたしであった。そんな彼女を佐賀野井は抱きしめ、桃若は初めて愛の歓びを知る。その頃、陽暉楼を守るため、動きまわる勝造を稲宗一家の者が襲った。やがて、稲宗の手は珠子にまでのび、珠子は高知から大阪・飛田へと鞍替えさせられた。一命をとりとめた勝造は、お袖から稲宗の策略でピンチに立たされていること、桃若の妊娠を知らされる。桃若の相手は、パトロンの四国銀行協会々長・堀川でなく別の男だという。そして、お袖は道後温泉に遊ぶ山岡、丸子のもとに行き、力ずくで丸子を追い払う。一方、勝造は珠子をとり戻し、その足で稲宗の代貸し、三好のところに行き、山岡の博打の借金をたたき返し、稲宗一家との縁をたち切った。桃若は、前田から佐賀野井が三年間ヨーロッパへ行ったことを知らされショックをうけるが、子供を生もうと決心し、悩んだ末、堀川に子供は彼の子でないと打ち明けた。そんなことは承知で子供は認知しようと考えていた堀川は、自分の気持ちを踏みにじられたことに激怒し、縁切りを言い渡す。珠子は、勝造の希望通り秀次と一緒になり、高知に店を出すことになった。そして、桃若は女の子を生み弘子と名づける。桃若は、子供のために懸命に働くが、ある日、稽古の最中、突然倒れた。結核で身を蝕ばまれていたのだ。病院に見舞った珠子は、弘子を治るまであずかると言うが、芸妓の世界の習いとして、すでに弘子はお袖の世話で里子に出ていた。お袖は、弘子を返してくれとの勝蔵の頼みに、桃若の勝手な振舞をののしる。桃若の容態は悪化し、臨終の枕もとに弘子を伴って駆けつける勝造。その夜、秀次・珠子の店を勝造が訪れ桃若の死を告げた。その時、稲宗の手下が店を襲い、ドスに倒れて秀次は死んでいった。そして、大阪駅・三等待合室。勝造は切符を二枚珠子に渡し、用事が済むまでここで待つよう言い残し出て行く。勝造は床屋にいる稲宗、三好らを射殺するが、逃げる途中、追手に刺され絶命した。深夜の駅では、いつまでも勝造を待ち続ける珠子の姿があった。

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