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ひめゆりの塔(1982)

  • ひめゆりのとう
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  • 平均評点

    65.1点(39人)

  • 観たひと

    69

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル 戦争
製作国 日本
製作年 1982
公開年月日 1982/6/12
上映時間 142分
製作会社 芸苑社
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督今井正 
協力監督神山征二郎 
脚本水木洋子 
製作佐藤一郎 
プロデューサー遠藤雅也 
撮影原一民 
美術坂口岳玄 
大鶴泰弘 
音楽池辺晋一郎 
主題歌さだまさし 
録音板寺昇 
照明小島真二 
編集近藤光雄 
助監督中田新一 
スチール橋山直己 

キャスト

出演栗原小巻 宮城先生
古手川祐子 上原文
大場久美子 安富良子
斉藤とも子 花城露子
蜷川有紀 安里恒子
田中好子 嘉浦春子
牛原千恵 上原チヨ
五十嵐知子 久田淳子
桐原五月 尾台ツル
志方亜紀子 外間園枝
谷川みゆき 前山静
久慈まゆり 高桑春子
音無眞喜子 座波俊子
篠田三郎 玉井先生
津嘉山正種 橋本先生
原田樹世士 徳田先生
草薙幸二郎 具志堅先生
塚本信夫 仲栄間先生
矢崎滋 照垣先生
小川真司 奥里書記
鈴木瑞穂 山岡部長
近石真介 南舎監長
役所広司 大高見習士官
明石勤 山根軍医
井上博一 西岡兵長
小林昭二 松助
桑山正一 杉八
下絛アトム 林軍曹
中原ひとみ カメ
原知佐子 大城婦長
佐々木すみ江 古波蔵のカナ
鈴木光枝 糸洲の老婆
神崎愛 ルリ
井川比佐志 岡軍医
地井武男 石井曹長
田村高廣 佐々木軍医中佐

解説

太平洋戦争末期、全島が戦場と化した沖縄で、ひめゆり部隊と呼ばれ陸軍病院に配属された乙女たちのはかない青春を描く。28年ぶりの再映画化は脚本・水木洋子、監督・今井正と同じコンビ。前作では果たせなかった沖縄現地ロケを行ない、撮影は「裸の大将放浪記」の原一民が担当。

あらすじ

昭和20年3月24日、沖縄師範女子部と県立第一高女の生徒二百名は軍の命令により、特志看護婦として南風原陸軍病院に配属されることになった。従軍服に着がえた生徒たちは慣れぬ手つきで、丘の中腹に設けられた病院の壕を掘った。米軍がすでに上陸し、やがて病院にも危険が迫ることを知った学校は生徒たちに卒業式を今のうちにさせてやりたいと思い、三角兵舎で卒業式が行われた。ローソクの光が少女たちの制服姿を浮かびあがらせ、上原文とチヨの姉妹、安富良子、花城露子、安里恒子、嘉浦春子たちが、“仰げば尊し”を歌っていた。時を選ばぬ砲火は式を中断させ、続々と運びこまれる傷病兵に壕内は薬品の匂いと兵士のうめき声でむせかえるばかりだった。薬品を守ろうとした生徒は至近弾を受け、安富は機銃弾を浴び次々と犠牲者が出た。同じ頃、病院長佐々木中佐は南部へ退避する決断を下した。生徒たちは持てるだけの医薬品と、傷ついた友を背負い、夜を徹して歩いた。極限状態の生徒たちを宮城先生は元気づけ、玉井先生の先導は全員を奮い立たせた。たどりついた糸洲集落で少女たちは遊んだ。そしてゆっくり眠った。しかしそれもまた束の間、米軍の鑑砲は彼女たちを、さらに南へと追いつめ、あとは切りたった崖と海があるばかりの摩文仁の洞窟が終着点となった。そして6月18日夜。病院の解散命令が出されるが、ひめゆりのような少女たちと教師たちには無残な死が持っているだけだった。

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