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古手川祐子

  • Kotegawa Yuko
  • 出演
本名
出身地 大分市鶴崎の生まれ
生年月日 1959/07/16
没年月日

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略歴

大分県大分市の生まれ。二人姉妹の長女で、妹は元女優の古手川伸子。県立鶴崎高校工業デザイン科3年の時、東宝とカネボウ化粧品が募集した“ミス・サラダ・ガール”に1位入選し、カネボウのCMに出演。このコンテストで次点だったのが名取裕子だった。同年10月、東宝芸能へ入社して「星と嵐」76の端役で女優デビュー。「恋の空中ぶらんこ」76を経て、77年、高校卒業と同時に本格的な女優活動を始める。山本薩夫監督「あゝ野麦峠」79では女工を、西河克己監督「花街の母」79では花街の母の娘を演じて、同年の製作者協会新人賞を受賞。以後も東宝の秘蔵っ子として「連合艦隊」「駅/STATION」81などの大作・話題作に次々と出演する。82年には今井正監督による二度目の映画化「ひめゆりの塔」に生徒のひとりとして出演。谷崎潤一郎原作の三度目の映画化となる市川崑監督「細雪」83では四女・妙子に扮して存在感を発揮した。85年、蔵原惟繕監督の「春の鐘」で初主演。不倫の愛に生きるヒロインを熱演し、お嬢さん女優からの脱皮にも成功する。86年6月、俳優の田中健と結婚(のち99年に離婚)。このあと、しばらく映画から遠ざかるが、大森一樹監督の「花の降る午後」89で老舗レストランを切り盛りするヒロインを演じ、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。その後も折々で映画に顔を見せながら、女優としてのキャリアを重ねている。最近では古厩智之監督「ホームレス中学生」08の回想シーンに登場する母親、金子修介監督「ばかもの」10でも内田有紀の母親役を演じた。テレビドラマの出演も多く、NHK大河ドラマ『峠の群像』82、『炎立つ』93、連続テレビ小説『おていちゃん』78、『ゲゲゲの女房』10、ほかに『幕末未来人』77、『宮本武蔵』84、『ジイジ・孫といた夏』04、日本テレビ『春の姉妹』87、『風林火山』93、、TBS『想い出づくり。』81、『出発のとき』91、『世界で一番熱い夏』01、『赤かぶ検事・京都篇』10、フジテレビ『わがまな女たち』92、『細うで繁盛記』94、テレビ朝日『西部警察』79、『御宿かわせみ』89、『ギラギラ』08など多数がある。

キネマ旬報の記事

1989年7月下旬号

スポット・ライト:古手川祐子