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駅/STATION

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  • 平均評点

    74.9点(370人)

  • 観たひと

    599

  • 観たいひと

    31

  • レビューの数

    73

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1981
公開年月日 1981/11/7
上映時間 132分
製作会社 東宝映画
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督降旗康男 
脚本倉本聰 
製作田中壽一 
撮影木村大作 
美術樋口幸男 
音楽宇崎竜童 
録音田中信行 
照明望月英樹 
編集小川信夫 
製作担当徳増俊郎 
助監督山下賢章 
スチール石月美徳 
殺陣宇仁貫三 
題字益川進 
製作協力田中プロモーション 

キャスト

出演高倉健 三上英次
いしだあゆみ 三上直子
岩淵建 三上義高
名古屋章 高田
大滝秀治 相場
八木昌子 相場・夫人
池部良 中川警視
潮哲也 三竹
寺田農 力石
渡会洋幸 坂口
高橋雅男 国富
榎本勝起 テレビアナウンサー
烏丸せつこ 吉松すず子
根津甚八 吉松五郎
宇崎竜童 木下雪夫
北林谷栄 三上昌代
藤木悠 三上一郎
永島敏行 三上道夫
古手川祐子 三上冬子
今福将雄 伯父
名倉良 昌一
田中邦衛 菅原
小松政夫 菅原弟・義二
草野大悟 
片岡五郎 西田
平田昭彦 大田黒警視
織本順吉 留萌署長
山本清 留萌次長
鬼雷太 小川刑事
小林稔侍 辰巳刑事
浜田晃 加賀刑事
橋本功 島田刑事
青木卓 坂上係官
石山雄大 巡査
園めぐみ 風待食堂の女中
谷本小夜子 新妻旅館の女中
倍賞千恵子 桐子
室田日出男 森岡茂
阿藤海 本庄良介
村瀬幸子 良介の母
風間健 良介の仲間
佐藤慶 対策本部長
西川明 係官
武田鉄矢 列車の客
山本紀彦 増毛駅員
塩沢とき 新妻旅館の女中
南雲勇助 山とりの男
大谷進 留萌の巡査
村添豊徳 留萌の巡査
佐山泰三 留萌の巡査
梅野泰靖 取調べの刑事

解説

オリンピックの射撃選手であり、警察官でもある一人の男と、事件を通して彼の心を通り過ぎていく女たちを描く。脚本は「冬の華」の倉本聰、監督は「仕掛人梅安」の降旗康男、撮影は「復活の日」の木村大作がそれぞれ担当。

あらすじ

--1967年1月 直子-- その日、警察官の英次は雪の降り続く銭函駅ホームで、妻の直子と、四歳になる息子義高に別れを告げた。離婚を承諾した直子は、動き出した汽車の中で、英次に笑って敬礼するが、その目には涙が溢れていた。苛酷な仕事と、オリンピックの射撃選手に選ばれ合宿生活が続いていたことも原因であった。その頃、英次の上司、相馬が連続警察官射殺犯“指名22号”に射殺された。中川警視の「お前には日本人全ての期待がわかっている」との言葉に、犯人を追跡したい英次の願いは聞き入れられなかった。テレビが東京オリンピック三位の円谷幸吉の自殺を報じていた。「これ以上走れない……」英次にその気持が痛いほどわかった。 --1976年6月 すず子-- 英次の妹、冬子が、愛する義二とではなく、伯父の勧めた見合の相手と結婚した。英次は、妹の心にとまどいを覚え、義二は結婚式の夜に荒れた。その頃、英次はオリンピック強化コーチのかたわら、赤いミニスカートの女だけを狙う通り魔を追っていた。増毛駅前の風侍食堂につとめる吉松すず子の兄、五郎が犯人として浮かんだ。すず子を尾行する英次のもとへ、コーチ解任の知らせが届いた。スパルタ訓練に耐えられなくなった選手たちの造反によるものだ。すず子はチンピラの雪夫の子を堕すが、彼を好きだった。しかし、雪夫にとって、すず子は欲望のハケロでしかなく、英次が警察官と知ると協力を申し出た。雪夫は結婚を口実にすず子を口説いた。すず子は、刑事たちの張り込みに気づいていながらも、愛する雪夫を兄に会わせたく、隠れている町へ案内した。そして、英次の前に吉松が現れたとき、すず子の悲鳴がこだました。 --1979年12月 桐子-- 英次のもとに旭川刑務所の吉松五郎から、刑の執行を知らせる手紙が届いた。四年の間、差し入れを続けていた英次への感謝の手紙でもあった。英次は故郷の雄冬に帰ろうと、連絡船の出る増毛駅に降りた。風待食堂では相変らず、すず子が働いていた。雪夫は結婚したらしく、妻と子を連れてすず子の前を通り過ぎて行く。舟の欠航で所在無い英次は、赤提灯「桐子」に入った。女手一つで切り盛りする桐子の店だが、三十日なのに客も来ない。テレビでは八代亜紀の「舟唄」が流れている。「この唄好きなのよ」と桐子は咳いた。自分と同じく孤独の影を背負う桐子に、いつしか惹かれる英次。大晦日、二人は留萌で映画を観た。肩を寄せ合って歩く二人が結ばれるのに時間はかからなかった。英次は、初詣の道陰で桐子を見つめる一人の男に気づく。英次が雄冬に帰りついたのは、元旦も終ろうとしている頃だ。そこで、十三年ぶりに電話をかけて直子の声を聞いた。池袋のバーでホステスをしているという。雄冬の帰り、桐子は、札幌へ帰る英次を見送りに来ていた。その時、“指名22号”のタレ込みがあり、英次は増毛に戻った。手配写真と、桐子を見つめていた男の顔が英次の頭の中でダブル。桐子のアパートで22号は、英次の拳銃で撃ち殺された。警察に通報しながら22号をかくまっていた桐子。札幌に戻る前、英次は桐子を訪ねた。英次に背を向け「舟唄」を聞き入る彼女の顔に涙が流れている。英次は気づかない。英次は札幌行きの列車に乗った。

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