男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

戦火の勇気

  • せんかのゆうき
  • Courage under Fire
  • Courage under Fire

amazon


  • 平均評点

    70.0点(301人)

  • 観たひと

    553

  • 観たいひと

    33

  • レビューの数

    34

基本情報

ジャンル 戦争
製作国 アメリカ
製作年 1996
公開年月日 1996/11/2
上映時間 117分
製作会社 デイヴィス・エンターテインメント=ジョゼフ・M・シンガー・プロ
配給 20世紀フォックス映画
レイティング 一般映画
アスペクト比
カラー/サイズ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

ハリウッドが初めて真正面から取り組む湾岸戦争を舞台に、“戦場における本当の勇気”とは何かを問うヒューマン・ドラマ。黒澤明監督の「羅生門」を思わせるミステリアスな構成、迫力の戦闘場面、キャスト陣の好演など見どころは多い。監督は南北戦争を描いた「グローリー」(アカデミー3部門受賞)や「レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い」のエドワード・ズウィック。脚本は「陽の当たる教室」のパトリック・シェーン・ダンカン。製作は「ウォーターワールド」のジョン・デイヴィス、「バラ色の選択」のデイヴィッド・T・フレンドリー、「デイライト」のジョゼフ・M・シンガー、エグゼクティヴ・プロデューサーはジョセフ・M・カラチオロとデブラ・マーティン・チェイス。撮影は「デッドマン・ウォーキング」のロジャー・ディーキンス、音楽は「アポロ13」「ブレイブハート」のジェームズ・ホーナー、美術は「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」のジョン・グレイスマーク、編集は「グローリー」「レジェンド・オブ・フォール」でもズウィックと組んだスティーヴン・ローゼンブラム。主演は「青いドレスの女」「バーチュオシティ」のデンゼル・ワシントンと、「星に想いを」「フレンチ・キス」などロマンチック・コメディ専門のイメージを覆す、全く新しい役柄に挑んで新境地を開拓したメグ・ライアン。共演は『アクシデント』(V)のルー・ダイアモンド・フィリップス、「エスケープ」のスコット・グレン、「ペイルライダー」のマイケル・モリアーティ、「クロッカーズ」のレジーナ・テイラー、「ジェロニモ」のマット・デイモン、「ビバリーヒルズ・コップ3」のブロンソン・ピンチョット、「最高の恋人」のセス・ギリアム、「ルディ 涙のウイニング・ラン」のショーン・アスティンほか。

あらすじ

湾岸戦争のさなか、アル・バトラの砂漠の激戦において、米軍のナット・サーリング中佐(デンゼル・ワシントン)は自軍の戦車とは知らずに攻撃を加え、親友のボイヤー大尉を死なせてしまった。ワシントンに戻ったサーリングは、軍のセレモニーや名誉勲章などを扱う部署での事務職を命じられるが、それは彼にとって辛い仕事だった。戦友を殺した罪の意識にとらわれているサーリングは、妻メレディス(レジーナ・テイラー)との仲もうまくいっておらず、以前にも増して酒を飲むようになった。軍によるアル・バトラ事件の調査結果が出たが、彼の上官であるハーシュバーグ将軍(マイケル・モリアーティ)は事件に目をつぶり、深刻に考えるなと言う。一方、事件を嗅ぎつけたワシントン・ポスト紙のガードナー記者(スコット・グレン)が、しつこく彼にまとわりついたいた。サーリングはハーシュバーグに命じられ、救助ヘリの女性パイロットで、イラク軍と勇敢に戦って戦死したカレン・ウォールデン大尉(メグ・ライアン)の名誉勲章授与に関する調査を命じられる。ホワイトハウスもペンタゴンも、史上初の女性の名誉勲章ということで、大きな宣伝効果を期待していた。だが、サーリングが調査を進めるうちに、彼女の死には多くの謎が浮かび上がってきた。生き残った彼女の部下たちに当時の状況を聞いてみると、それぞれの証言が食い違っている。衛生兵のイラリオ(マット・デイモン)は彼女は勇敢だったと言い、マッチョ的なモンフリーズ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は、彼女は臆病者で、恐怖にかられてパニックに陥ったと言う。サーリングはハーシュバーグと対立し、孤立無縁になりながらも独自に調査を行い、重病で入院中の兵士アルタマイヤー(セス・ギリアム)が、炎の悪夢に悩まされている事実を掴む。再びモンフリーズに話を聞くと、彼は口を閉ざしたまま、サーリングの眼前で車に乗ったまま列車に激突して自ら命を絶った。失踪したイラリオを掴まえたサーリングは、驚くべき真相に突き当たる。それによると、臆病風に吹かれたモンフリーズが敵前逃亡を試みた時、カレンが銃を向けて止めた。やがて、戦闘が始まって救援機が到着したが、彼らは彼女を置き去りにし、ナパームの炎の中に見殺しにしたと言う……。それ以来、部下たちはそれぞれの罪の意識に悩まされていたのだ。ガードナーとひと芝居打ってハーシュバーグたちに真相を認めさせたサーリングは授与式を欠席して、ボイヤー大尉の両親を訪ねる。勇を鼓して事実を告げ謝罪する彼に、大尉の父親は「もう重荷を下ろしなさい」と言った。サーリングは、本当の勇気を教えてくれたカレンの墓に自分に授与された名誉勲章と花を置いて黙祷を捧げると、妻の待つ家に帰った。

関連するキネマ旬報の記事

1997年1月下旬号

劇場公開映画批評:戦火の勇気

1997年1月上旬新年特別号

外国映画紹介:戦火の勇気

1996年11月上旬特別号

特集 戦火の勇気:作品評

特集 戦火の勇気:デンゼル・ワシントン論

特集 戦火の勇気:メグ・ライアン論

1996年10月下旬号

COMING SOON【新作紹介】:戦火の勇気

1996年9月下旬特別号

スペシャル・セレクション:戦火の勇気