偉人、カリスマ、挑戦者、変人、異端児など様々に言い表される猪木とは、いったいどんな人物だったのか? そして、我々にとっていかなる存在だったのか? 本作は、アントニオ猪木が発した言葉を切り口にしたドキュメンタリー映画である。猪木に影響を受け、猪木を追い続ける様々なジャンルの人物が“旅人”として出演し、それぞれの場所でそれぞれの視点から“人間・アントニオ猪木”を語るドキュメンタリー、テレビや試合会場、そのほか様々なシチュエーションで猪木の言葉から力をもらったファン視点のドラマを、80年代の少年、90年代の青春、2000年代の中年の人生ドラマとして描く短編映画、そして、猪木の生命力、凄み、美しさが存分に味わえる貴重なアーカイブ映像やスチールを随所に散りばめて構成し、挑み続けた男・アントニオ猪木の真の姿に迫っていく。