総理大臣および閣僚が一堂に集まる日本最高意思決定機関である閣議は、話し合いの内容が絶対に外に漏れることはない。急遽内閣に加わった新人大臣の小野塚大志(山口智充)が意気込んで臨んだ初めての閣議は、法案にただサインをするだけの形式ばったものだった。しかし、官房長官・村西が提案する法改正に、小野塚は疑問を持ち、反対する。それは、「日本国民は男女の差無くブラジャーやパンティを着けてはならない」というトンデモナイ法案で、内容に気づいた大臣たちは次第に小野塚の味方をするが、村西には別の思惑があった。実は、大臣の中に女性下着を着用する変態がおり、その大臣は世間をにぎわす収賄事件に関わっているのだ。つまり、収賄事件の犯人をあぶり出すためにその法案は出されたものであり、疑われたくない大臣たちが自己保身のために賛成に転じ始め、トンデモナイ法案が通過されそうになるが……。