ワタナベ(松山ケンイチ)は高校時代に親友・キズキ(高良健吾)を自殺で失い、誰も知っている人がいない東京の大学に進学する。東京でからっぽな日々を送っていたワタナベは、キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と偶然再会する。大切な存在を失った2人は付き合いを深めていき、ワタナベは直子に惹かれていく。直子の二十歳の誕生日、2人は夜を共にする。しかし、ワタナベの想いが深くなるほど、直子の喪失感も大きくなっていく。そして直子は、京都の療養所に入院することになる。ワタナベは大学で緑(水原希子)と出会う。緑は直子とは対照的に、瑞々しい小動物のようだった。ある日、ワタナベと緑は、彼女の自宅で唇を重ねる。その後、ワタナベは直子からの手紙を受け取り、直子に会いに行く。そこでワタナベは、ギターによるビートルズの『ノルウェイの森』を聴く。それは直子が大好きな曲で、彼女はその曲を聴くと、いつも涙が止まらなくなるのだった。