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石内尋常高等小学校 花は散れども

  • いしうちじんじょうこうとうしょうがっこうはなはちれども
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  • 平均評点

    67.5点(66人)

  • 観たひと

    116

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2008
公開年月日 2008/9/27
上映時間 118分
製作会社 「石内尋常高等小学校 花は散れども」製作委員会(近代映画協会=バンダイビジュアル=テレビ東京=シネカノン)
配給 シネカノン
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 DTS
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督新藤兼人 
脚本新藤兼人 
原作新藤兼人 
プロデューサー新藤次郎 
撮影林雅彦 
美術金勝浩一 
音楽林光 
録音尾崎聡 
照明山下博 
編集渡辺行夫 
ライン・プロデューサー岩谷浩 
助監督山本保博 
小道具相田敏春 

キャスト

出演柄本明 市川義夫
豊川悦司 山崎良人
六平直政 森山三吉
川上麻衣子 市川道子
大竹しのぶ 藤川みどり

解説

「午後の遺言状」など数々の名作を放ってきた日本映画界の大ベテラン、新藤兼人監督が95歳にして手掛けた作品。自らの小学校時代の思い出をもとに、先生と教え子達の長年にわたる交流を、涙と笑いで綴った人情ドラマ。出演は「カンゾー先生」で日本アカデミー賞など各映画賞を総なめにした柄本明、「椿三十郎」の豊川悦司。

あらすじ

大正の終わり。広島市から山一つ奥に入ったところに、石内尋常高等小学校があった。良人、みどり、三吉は五年生の同級生。クラスの担任は市川先生(柄本明)だった。市川先生は、授業中に三吉が居眠りをしても、田植えの手伝いをしていたと判ると許し、奈良への修学旅行では、遭遇した映画撮影隊に田舎者と罵倒されて喧嘩。良人の母親の死には一緒に泣いてくれた。全身全霊で生徒にぶつかっていく人間だった。やがて、良人の家が倒産する。みどりは良人を心配するが、三人は卒業と同時に別れてゆく。30年後。良人(豊川悦司)は東京で売れない脚本家になっていた。市川先生の定年祝いの集まりが開かれることになり、村の収入役になっていた三吉(六平直政)が良人を呼ぶ。会場はみどり(大竹しのぶ)が女将をする料亭。戦争をはさんで集まった同窓生には、それぞれの30年があった。夫を戦争で失った者、原爆被爆に今も苦しむ者…。語っても語り尽くせない人生に良人は圧倒され、自分の不甲斐なさを思わずにはいられなかった。その夜、良人はみどりから、何も告げずに村を去った理由を問い詰められる。そして、二人は夜の海で関係を持つ。定年と同時に小学校の目の前に家を借りた先生。教職を離れても、生徒たちの声を聞くことを楽しみにしていたのだ。だが5年後、脳梗塞に倒れる。病床に駆けつけた良人を、呂律が回らない口で“オマエノドラマヲミテイル、エエモノカケ”と逆に励ます。だが、闘病の甲斐もなく、やがて亡くなる。良人はみどりに結婚を申し込むが、みどりは“あなたは脚本家でしょう。田舎の料亭の主人になるのか”と拒絶。そして良人は一人東京に帰ってゆくのだった。

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