中国で少林拳の修行を積んだ桜沢凛(柴咲コウ)が帰国した。彼女の宿願は、少林拳を日本でも普及させていくことにあった。さっそく凛は、祖父が開館させた少林拳道場へと向かう。しかし、懐かしの道場は閉鎖されて廃墟となり、師だった岩井拳児(江口洋介)が町はずれの中華食堂で店長となっていた。変わり果てた状況に、凛は激しいショックを受ける。翌朝、朽ち果てた道場で眠る凛のもとへ岩井の店で働いていた店員の劉[王民王民](キティ・チャン)が訊ねてきた。凛の卓抜とした身体能力に目をつけた[王民王民]は、彼女をラクロスの選手としてスカウトしようと考えたのだ。[王民王民]が通う国際星館大学に連れられた凛は、女子ラクロス部の練習に参加。圧倒的なパワーで部員たちを驚かせた凛は、「私もラクロスをやるから、みんなも少林拳をやろうよ!」とアピールする。そんな凛を、学長の大場(仲村トオル)が見つめていた。最強の敵を求めていた彼は、凛に目をつけたのだ。やがて凛は、初めてラクロスの試合に出場する。しかし、個人プレーに走ってしまい敗北、チームプレイの重要性を凛は認識する。凛の潜在的な能力を知った大場は、それを最大限まで引き出すため道場と岩井の食堂を爆破、[王民王民]を誘拐する。怒りに震え