富山の老舗薬問屋・黒部屋天狗堂の会長で、釣り仲間である黒部から美術館建設の仕事を請け負ったものの、そのデザインを巡ってトラブルが発生したハマちゃん。鈴木建設設計部のエースであり、ミス・スズケンと呼ばれる桐山桂と富山へ飛んだ彼は、なんとか黒部を説得し事態を収拾、余った時間で黒部と釣りを満喫することが叶う。ところが、そんなハマちゃんに黒部が桂を自分の息子の嫁に欲しいと言い出した。変わり者の黒部だけに、機嫌を損ねては契約がご破算になってしまう。しかも、桂には透と言う秘かな想いを寄せる人がいた。困り果てたハマちゃんは辞表を出す覚悟でスーさんと桂と共に富山へ行くが、実は黒部の息子には既に妻子がいたことが発覚。こうして危機を乗り越えたハマちゃんは、美術館起工式を済ませ、スーさんと富山湾で釣りを楽しむのであった。