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ある貴婦人の肖像

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  • 平均評点

    59.4点(45人)

  • 観たひと

    96

  • 観たいひと

    13

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 イギリス
製作年 1996
公開年月日 1997/1/25
上映時間 145分
製作会社 プロパガンダ・フィルムズ作品(ポリグラム・フィルムド・エンターテインメント提供)
配給 フランス映画社配給(日本ビクター提供)
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

19世紀の保守的な社会の中で、自由で誠実に生きようとした女性の冒険と苦難を描く大河ロマン。文豪ヘンリー・ジェームズ(1843~1916)の同名小説の初めての映画化。監督は「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン。脚本は「エンジェル・アット・マイ・テーブル」でもカンピオンと組んだローラ・ジョーンズ。撮影の「ワンス・ウォリアーズ」のスチュアート・ドライバラ、衣裳と美術のジャネット・パターソン、編集のヴェロニカ・ジャネットは「ピアノ・レッスン」に続いての参加。音楽は「ドラキュラ」のヴォイチェフ・キラール。主演は「誘う女」のニコール・キッドマン。共演は「愛のめぐりあい」のジョン・マルコヴィッチ、「欲望」のバーバラ・ハーシー、「愛・アマチュア」などハル・ハートリー作品で知られるマーティン・ドノヴァン、「ブロードウェイと銃弾」のメアリー・ルイーズ・パーカー、「エイジ・オブ・イノセンス」「プレタポルテ」のリチャード・E・グラント、「クリムゾン・タイド」のヴィーゴ・モーテンセン、「若草物語」のクリスチャン・ベール、「狩人の夜」などのシェリー・ウィンタース、「ポパイ」などロバート・アルトマン監督作品で知られるシェリー・デュヴァル、そして「月下の恋」英国劇壇の重鎮、サー・ジョン・ギールグッドとベテラン勢が脇を固める。

あらすじ

現代のシドニー、少女たちがキスの感激を語りながら木陰で踊りはじめる。1872年、英国。イザベル・アーチャー(ニコール・キッドマン)はウォーバートン卿(リチャード・E・グラント)の求婚を断わった。彼女はアメリカで両親を失って以来自分の保護者である叔父タチェット氏(ジョン・ギールグット)に、その理由を明かす。結婚で自分の将来の自由を閉ざすのが怖いのだ。ロンドンに行くというイザベルに、叔母のタチェット夫人(シェリー・ウィンタース)は息子ラルフ(マーティン・ドノヴァン)を同伴するように言う。ロンドンでイザベルは親友のヘンリエッタ(メアリー・ルイーズ・パカー)と会う。ヘンリエッタはイザベルに求婚しているアメリカ人キャスパー・グッドウッド(ヴィゴ・モーテンセン)を連れてきていた。キャスパーはイザベルを訪問するが、彼女は別れを告げる。翌朝、タチェット氏危篤の報にイザベルとラルフは屋敷に戻る。イザベルは叔母の友人の謎めいた貴婦人マダム・マール(バーバラ・ハーシー)に会い、親しくなる。タチェット氏はラルフにイザベルを娶るように言うが、結核もちのラルフは自分では彼女を支えられない、代わりに彼女に自由に生きられるだけの遺産を残すよう頼む。タチェット氏の死後、イザベルは7万ポンドの遺産を相続した。半年後、フィレンツェ。マダム・マールは半ば世捨て人のように住む骨董品収集家のギルバート・オズモンド(ジョン・マルコビッチ)を訪ねる。彼の娘パンジー(ヴァレンティナ・チェルビ)が、15歳まで育った修道院から帰ってきたところだった。マダム・マールはオズモンドの理想に限りなく近い女性として、フィレンツェ滞在中のイザベル・アーチャーのことを教える。イザベルはマダム・マールに紹介されてオズモンドはとその姉ジェミニ伯爵婦人(シェリー・デュヴァル)に会い、彼に魅かれるのだった。ローマ近郊のカプロラールを見学中のイザベルの前に突然オズモンドが現れ、愛を告白する。フィレンツェに戻ってパンジーを訪ねたイザベルは、彼女が父に対して絶対服従していることに驚く。一年後、フィレンツェ。イザベルが婚約したという報に驚いたキャスパーとラルフが彼女を訪問する。人は金目当て結婚と噂するが、イザベルは幸福だった。三年後、ローマ。イザベルは二年前に子供を死なせていた。パンジーにはエドワード・ロジェ(クリスチャン・ベール)が求婚しているが、オズモンドはその財産がたいしたことがないので認めようとしない。オズモンド邸の宴をウォーバートン卿が訪れ、結核の悪化したラルフが療養旅行でローマに来ていると告げる。卿はパンジーの清楚な美しさに魅かれる。オズモンドはそれを知ってイザベルに縁談を取り持つよう命じる。イザベルの見舞いを受けたラルフは、別人のような静かな表情の奥に彼女の絶望的な思いを見抜いた。大使館の舞踏会で、イザベルは夫の命に従ってウォーバートン卿にパンジーへの気持ちについてそれとなく探りを入れる。卿は求婚の意思は確かだが父オズモンドへの手紙を投函していないという。イザベルに助言を求められたラルフは、卿は恋は確かだがその相手はパンジーではないというと言う。イザベルに助言を求められたラルフは、卿は恋は確かだがその相手はパンジーではないと言う。その夜、イザベルはパンジーと話し、彼女も卿の真の恋の相手を見抜いていること、そして彼女はロジェを愛しており、父の気を逸らす囮として卿の求婚話をできるだけ長引かせようとしていることを知る。オズモンドは卿の求婚の手紙が来ないのはイザベルの陰謀だと彼女を責める。その卿は急用でロンドンに戻り、ラルフもまた急激な病状の悪化で英国へ戻った。オズモンドはパンジーの真意を見抜き、修道院に送り返した。イザベルはラルフ危篤の電報を受け取るが、オズモンドは彼女の出発を許さない。ジェミニ伯爵夫人は彼女に、マダム・マールがオズモンドの愛人で、パンジーはその隠し子だと明かす。イザベルは夫を無視して英国に出発、その途中でパンジーを訪ねる。そこにはマダム・マールもいた。パンジーは一緒に英国へという継母の誘いを断わるが、帰りに会いに来ることを約束させる。マダム・マールはイザベルに、タチェット氏が彼女に遺産を残したのは、実はラルフの希望だったのではないかと指摘する。イザベルはラルフの元へ駆けつけ、瀕死のラルフに愛を告白し、彼女の腕のなかでラルフは息を引き取る。葬儀のあとの夕暮れ、森にいたイザベルにキャスパーが声をかけ、愛を求める。イザベルはその接吻をふりほどき、雪道を走る。タチェット邸の閉ざされたフランス窓の前で、イザベルは振り返るのだった。

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