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橋のない川(1992)

  • はしのないかわ
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  • 平均評点

    68.4点(48人)

  • 観たひと

    76

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1992
公開年月日 1992/5/23
上映時間 139分
製作会社 ガレリア=西友提携
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督東陽一 
脚本東陽一 
金秀吉 
原作住井すゑ 
製作総指揮川口正志 
高丘季昭 
製作山上徹二郎 
山口一信 
撮影川上皓市 
美術内藤昭 
音楽エルネスト・カブール 
録音久保田幸雄 
照明磯崎英範 
編集井上治 
助監督萩原吉弘 
スチール岡本衛 

キャスト

出演大谷直子 畑中ふで
中村玉緒 畑中ぬい
杉本哲太 畑中誠太郎
渡部篤郎 畑中孝二
萩原聖人 志村貞夫
辰巳琢郎 村上秀昭
高岡早紀 峰村七重
安永亜衣 杉本まちえ
中島ひろ子 安井あさ子
加茂さくら 志村かね
寺田農 志村広吉
中村嘉葎雄 安井徳三郎
高橋悦史 伊勢田宗則
趙泰男 少年時代の誠太郎
藤田哲也 少年時代の孝二
中野聡彦 

解説

美しい四季の風景の中で、明治から大正時代を、人間の尊厳をかけて激しく生き抜いた人々の生活を描いた住井すゑ原作の映画化。脚本・監督は「うれしはずかし物語」の東陽一。共同脚本は「あーす」の金秀吉。撮影は「咬みつきたい」の川上皓市がそれぞれ担当。

あらすじ

1908年(明治41年)奈良・小森で生まれ育った畑中誠太郎と孝二の兄弟。日露戦争で父親を亡くした二人は、ぬいというしっかり者の祖母と、ふでという心やさしい母に育てられた。被差別部落である小森の子供たちは教員や級友からことごとくいじめられていた。1912年、11歳になった孝二は明治天皇の葬儀の夜、級友のまちえに淡い恋心を抱くが、それははかなく崩れ去ってしまう。孝二の従兄妹の七重は、孝二に恋心を抱いていたが、その一方で自分の子供が被差別部落の子としていじめられるのを恐れていた。そして孝二の気持ちがいつまでもまちえから離れないことを知った七重は、やがて同じ被差別部落の青年との結婚を決める。一方、ふでは隣家のかねの従兄弟・伊勢田と心の中だけで愛し合うようになる。ぬいだけはそのことを知っていたが、その愛が実を結ぶには2人の境遇があまりにも似過ぎていた。1918年、米屋で働いて8年が経ち、21歳になった誠太郎。米騒動の大混乱の中で、米屋の主人・安井の娘あさ子は「父がどんなに隠していても自分が被差別部落民の子であることは、子供の時から知っていた」と誠太郎に語り、ふたりの距離は一気に近づいていく。そのころ、孝二は差別の廃止と人間愛を訴えるため創立された『水平社』に参加。だが、七重の祝言を前に、彼女の夫になる青年と共に孝二は警察に逮捕される。七重は「うち、水平社宣言と結婚するんやもん」と、花婿がいないまま結婚式をあげた。それは流れの激しい人の心の川に大きな橋をかける新しい闘いの始まりでもあった。

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