男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

八月の狂詩曲

  • はちがつのらぷそでぃー
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    66.3点(284人)

  • 観たひと

    515

  • 観たいひと

    34

  • レビューの数

    57

基本情報

ジャンル 戦争
製作国 日本
製作年 1991
公開年月日 1991/5/25
上映時間 98分
製作会社 黒澤プロダクション
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督黒澤明 
脚本黒澤明 
原作村田喜代子 
ゼネラルプロデューサー奥山融 
プロデューサー黒澤久雄 
撮影斎藤孝雄 
上田正治 
美術村木与四郎 
音楽池辺晋一郎 
録音紅谷愃一 
照明佐野武治 
編集黒澤明 
アソシエイト・プロデューサー井上芳男 
飯泉征吉 
演出補佐本多猪四郎 
助監督小泉堯史 
スチール原田大三郎 

キャスト

出演村瀬幸子 お祖母ちゃん・鉦
井川比佐志 忠雄
茅島成美 町子
大寶智子 たみ
伊崎充則 信次郎
根岸季衣 良江
河原崎長一郎 
吉岡秀隆 縦男
鈴木美恵 みな子
リチャード・ギア クラーク

解説

人里離れた山村を舞台に、長崎での被爆体験を持つ祖母と4人の孫たちのひと夏の出来事を描くドラマ。村田喜代子原作『鍋の中』の映画化で、脚本・監督は「夢」の黒澤明。撮影は同作の斎藤孝雄と上田正治が共同でそれぞれ担当。

あらすじ

長崎から少し離れた山村に住む老婆・鉦のもとに一通のエアメールが届いた。それは鉦の兄であるハワイの大富豪・錫二郎の息子・クラークからで、不治の病にかかり余命短い錫二郎が、死ぬ前に鉦に会いたいというものだった。ところが、兄弟が多い鉦には錫二郎という兄の記憶がなく、そんな鉦の気持ちとは裏腹に、突然現れたアメリカの大金持ちの親せきに興奮した息子の忠雄、娘の良江はハワイに飛んで行ってしまう。それによって残された4人の孫・縦男、たみ、みな子、信次郎は夏休みを鉦の家で過ごすことになった。孫たちは鉦の家の生活に退屈しながらも、長崎の街にある戦争の傷跡や鉦がいつも話す昔話を聞いて、原爆で祖父を亡くした鉦の気持ちを次第に理解するようになる。ハワイ行きを拒んでいた鉦がついにハワイに行く気になり、縦男はその旨を手紙に書いてハワイに送る。それと入違いに忠雄と良江が帰って来た。手紙のことを知った二人は、その手紙に原爆のことが書いてあることを知り、急に落胆する。アメリカ人には原爆の話をしてはいけないと言うのだ。そんな時、突然クラークがハワイからやって来る。縁台で鉦と手を取り合って対面を喜ぶクラークは「ワタシタチ、オジサンノコトシッテ、ミンナデナキマシタ」とたどたどしい日本語で語った。その後長崎で孫たちと楽しい日々を送っていたとき、錫二郎の死を告げる電報がクラークのもとへ届き、クラークは急いで帰国するのだった。鉦も縁側でその電報を握りしめていつまでも泣いていた。そしてこの時から鉦の様子がおかしくなっていく。雷雨の夜、突然「ピカが来た!」と叫びだし、翌朝、豪雨の中で鉦は風に揺られながら駆け出していく。そんな鉦を忠雄、良江、それと4人の孫たちはこみあげる熱い気持ちのまま、泣き叫びながら追いかけていくのだった。

関連するキネマ旬報の記事

1991年12月上旬号

特別企画 映像新時代:シンポジウム「夢」「八月の狂詩曲」におけるハイビジョンについて

1991年7月下旬号

日本映画批評:八月の狂詩曲

1991年7月上旬号

日本映画紹介:八月の狂詩曲

1991年6月上旬号

特集 八月の狂詩曲(ラプソディー):対談 本多猪四郎×山田洋次

特集 八月の狂詩曲(ラプソディー):

特集 八月の狂詩曲(ラプソディー):野上照代 インタビュー

特集 八月の狂詩曲(ラプソディー):製作ノート

グラビア《Coming Attractions》(新作紹介):八月の狂詩曲

1991年4月上旬号

インタビュー:手塚眞〈黒澤映画術と「八月の狂詩曲」を語る〉

ドキュメント 「八月の狂詩曲」:最終回

1991年3月上旬号

ドキュメント 「八月の狂詩曲」:第3回

1991年2月上旬号

ドキュメント 「八月の狂詩曲」:第2回

1991年1月上旬号

ドキュメント 「八月の狂詩曲」:第1回