秋葉原の電気店販売課長の林蔵は、妻・春恵と二人の子供と共に浦安に住むごく普通のサラリーマン。今年の正月休みは故郷の真鍋島にみんなで帰ろうと思い立った林蔵。12月30日午前6時15分、道路が混み合う前に出発と高速道路に乗った四人だったが、さっそく道路渋滞に巻き込まれてしまい、その日に着く予定にもかかわらず、日が暮れて来て野宿するハメになってしまう。12月31日、いくらなんでももう混んではいないだろうと思い、気を取り直して出発する林蔵たちだったが、今度は事故によっての大渋滞。それでも何とか地図で裏道をみつけ、渋滞を逃れたものの警察のネズミ取りに捕まってしまう始末。さらに米原あたりまで来ると今度は雪によって車がスリップ、畦道に落ちてしまう。こうして年も明け、1月1日。昨日までの渋滞がウソのように道路はガラガラだった。今度こそ真鍋島に帰れるぞと思った矢先、息子大介が発熱。さらに焦って飛ばす山道の中で車がガス欠になってしまう。それによって里帰りを断念する林蔵。だが今度はUターンラッシュが始まり、結局真鍋島へ行った林蔵は短いながらも楽しい一時を過ごすのだった。