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残菊物語(1956)

  • ざんきくものがたり
  • Kabuki Elegy
  • ----


  • 平均評点

    69.8点(6人)

  • 観たひと

    17

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/4/23
上映時間 112分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督島耕二 
脚色依田義賢 
原作村松梢風 
企画辻久一 
製作永田雅一 
撮影長井信一 
美術西岡善信 
伊藤熹朔 
音楽大森盛太郎 
録音海原幸夫 
照明中岡源権 

キャスト

出演長谷川一夫 菊之助
淡島千景 お徳
阿井美千子 米子
三田登喜子 小ふみ
中村玉緒 おつる
吉川満子 
浪花千栄子 おもと
黒川弥太郎 栄寿太夫
見明凡太朗 守田勘弥
伊沢一郎 中村福助
市川小太夫 中村芝翫
市川寿美蔵 菊五郎の番頭
嵐三右衛門 嵐璃昇
沢村訥升 五代目菊五郎
寺島雄作 尾上多見蔵
荒木忍 木賃宿の亭主
東良之助 旅芝居の座員
上田寛 芝居茶屋の客
南部彰三 医者
天野一郎 旅芝居の頭取
尾上栄五郎 尾上松助
水原浩一 朝日座の頭取

解説

名優尾上菊之助の悲恋を描いた村松梢風原作の再映画化。今回は大映カラー総天然色で製作される。(前作は昭和十四年、溝口健二監督、花柳章太郎・森赫子主演、同年キネマ旬報邦画ベスト・テン第二位入賞)。前作同様、依田義賢が脚色を担当し、「虹いくたび」の島耕二、長井信一が監督、撮影を、それぞれ担当した。主な出演者は、「銭形平次捕物控 死美人風呂」の長谷川一夫、「チャッカリ夫人とウッカリ夫人 (夫婦御円満の巻)」の淡島千景、「浅太郎鴉」の黒川弥太郎と市川小太夫・「腰元行状記」の阿井美千子、「東京犯罪地図」の見明凡太朗など。歌舞伎俳優の市川寿美蔵、嵐三右衛門、沢村訥升が特別出演している。

あらすじ

尾上菊之助は養子ながら歌舞伎の名門、五代目菊五郎の後継者として苦労なく育ったが、それだけに上辷りな人気に酔っていた。この思い上った菊之助の芸を真実こもった言葉でたしなめたのは寺島家(菊五郎の本姓)に雇われて来た弟幸三の若い乳母お徳であった。菊之助はお徳の偽りない言葉に感激、芝居にも身を入れるようになったが同時に二人の間には恋心が茅ばえた。だが明治の封建的な気風の中に、菊五郎夫妻はお徳を解雇した。激昂した菊之助はお徳の行方を突止め二人は結ばれたが、菊之助は勘当され寺島家から姿を消した。彼はお徳の実家を訪れたがお徳と逢えず、一人空しく大阪劇壇の大御所、尾上多見蔵を頼り旅立った。そして一年--名を松幸と改めた菊之助は芸道に励んだが評判は更に悪かった。そのころ彼の不評を聞いて大阪朝日座に現われたのがお徳だった。路次裏の二階借りながら二人は晴れて夫婦となり漸く光明を見出したかに見えたがその矢先、頼る多見蔵に死なれ地方廻りの小劇団に身を落さねばならなかった。長旅にお徳は胸を病み、苦難の日が続いた。菊之助の将来を案じたお徳は菊之助の親友福助に菊之助の復帰を懇願、菊之助は勇躍、桧舞台に立ったが、その陰にはお徳が身を退くという犠牲が払われていた。月日が流れ菊五郎一行に加わり芸名上った菊之助の大阪初下りの日、お徳は重病の床に臥していた。その夜、晴れの菊之助に一目逢いたいというお徳の切な願いが叶えられ菊之助は舞台姿のまま死期迫るお徳の枕許に駈けつけた。大切な初日の舞台のこととて、菊之助は角座へ再び帰り菊五郎と親子獅子を華やかに踊ったが、その姿は臨終のお徳の脳裡にもありありと浮んでいた。

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