男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

若い樹

  • わかいき
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    74.5点(8人)

  • 観たひと

    12

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/1/22
上映時間 90分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督本多猪四郎 
脚色池田一朗 
本多猪四郎 
原作小糸のぶ 
製作宇佐美仁 
撮影山崎一雄 
美術安倍輝明 
音楽飯田信夫 
録音三上長七郎 
照明猪原一郎 
編集庵原周一 
助監督梶田興治 

キャスト

出演青山京子 小泉浩子
宮桂子 沢崎邦子
森啓子 長谷川華子
飛鳥みさ子 矢部ミサ子
河美智子 大畑春枝
山田真二 堀田卓夫
太刀川洋一 馬場次郎左衛門
佐野周二 篠原先生
清川虹子 浩子の伯母かつ子
伊東隆 康夫くん
井上大助 政どん
志村喬 華子の父
一の宮あつ子 華子の母
沢村貞子 邦子の母
富田仲次郎 すみれ牛乳主人

解説

小糸のぶの原作を「33号車応答なし」の共同脚色者の一人、池田一朗と本多猪四郎が共同脚色し、「獣人雪男」の本多猪四郎が監督、「くちづけ(1955)」の山崎一雄が撮影を担当した。主なる出演者は「生きものの記録」の青山京子、志村喬、「青い果実」の太刀川洋一、「朝霧(1955)」の山田真二、「花ひらく(1955)」の佐野周二など。

あらすじ

母を亡くした小泉浩子は東京でソバ屋をしている伯母を頼って熊本から上京の途中、汽車の中で大学生堀田と知り合った。清花高校に転校した浩子は卓球部に入り、華子、春枝たちと練習していると、堀田が入って来たのでびっくりした。その様子を見て華子は不機嫌そうに去ったが、主将の矢部は堀田が学生卓球界のNO1で、ここの卓球部のコーチャーだと浩子に教えた。ある日、浩子が書いたと思わせるような堀田宛の恋文が洗面所に落ちていたことから、浩子は査問会にかけられた。その夜、浩子は風呂屋の前で堀田とパッタリ出会ったが、運が悪く春枝たちに見つかり、翌日学校で烈しく非難された。斜陽族の娘だといわれる邦子が浩子の身を案じて堀田に告げたので、堀田はコーチャーをやめてしまった。篠原先生から、来るべき関東高校卓球大会に備えて練習するようにと戒められ、仲直りした浩子たちは多摩川へ出かけたが、ボートがモーターボートに接触して華子は右手に重傷を負った。病院に担ぎ込まれた華子の出血はひどく、浩子はすすんで輸血を申し出た。やがて退院した華子は浩子に、堀田宛の恋文を書いたのは自分だと詫びるのだった。帰途、浩子は邦子が牛乳配達の途中、疲労にうずくまっているのを発見した。彼女は母が病気になったので、学校を休んで働いているのだ。浩子は配達を手伝うことにしたが、卓球の練習が出来ないのを知ると、今度は華子がそれに代った。事情を知って堀田も再びコーチャーを引き受けた。大会の日、浩子と矢部は決勝戦まで勝ち進んだが、惜くも優勝を逸した。練習を怠ったため敗けたのだと浩子を責める部員たちに、邦子は初めて真相を打ち明け、一同は浩子の美しい友情に感激するのだった。

関連するキネマ旬報の記事

1956年4月下旬号

日本映画批評:若い樹

1956年4月上旬春の特別号

外国映画批評:若い樹

1955年12月下旬号

日本映画紹介:若い樹