男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

千羽鶴(1953)

  • せんばづる
  • Reminiscence
  • Reminiscence


  • 平均評点

    63.5点(18人)

  • 観たひと

    29

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953/1/15
上映時間 110分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督吉村公三郎 
脚本新藤兼人 
原作川端康成 
撮影宮川一夫 
美術丸茂孝 
音楽伊福部昭 
録音海原幸夫 
照明岡本健一 

キャスト

出演木暮実千代 太田夫人
乙羽信子 太田文子
木村三津子 稲村ゆき子
杉村春子 栗本ちか子
清水将夫 三谷浩造
森雅之 三谷菊治
英百合子 婆やとよ
菅井一郎 吉川
進藤英太郎 ゆきの父
相馬幸子 ゆきの母
加賀周子 ゆきの妹
殿山泰司 家を買う男
大美輝子 家を買う女

解説

川端康成の昭和二六年度芸術院賞受賞作品を「原爆の子」の新藤兼人が脚色し、「暴力」の吉村公三郎が監督に当たっている。撮影は「すっ飛び駕」の宮川一夫。「慟哭」の木暮実千代、「原爆の子」の乙羽信子、「いついつまでも」の木村三津子、「金の卵」の杉村春子、「生きる」の清水将夫、「美女と盗賊」の森雅之等が出演している。

あらすじ

三谷菊治は亡き父浩造の愛人、お茶の師匠ちか子の茶会で稲村ゆき子と見合いをしたが、席上、これも父の愛人の太田夫人とその娘文子に会った。童女のような心情の持主太田夫人は、忘れ得ぬ浩造の面かげを菊治に見出して、彼に傾く心をどうする事もできない。菊治を軽井沢の別荘に招いた一夜、ついにその胸へ身をなげた。太田夫人を憎むちか子はゆき子と菊治の仲を急速に進めることで、彼女を苦しめようとするが、若い二人の節度は崩れない。一方、ともすれば菊治の許へ走ろうとする母を押さえているのは、これも節度を知るけなげな娘文子だった。菊治は稲村家を訪問し、いよいよ縁談も定まりかけた矢先、ちか子の術策から惑乱に陥った太田夫人は、三谷家茶室での菊治との出会を最後に、毒をあおってしまった。一人残された文子に同情したゆき子は、菊治に彼女との結婚を勧め、自分は身を退いたが、その文子もまた、菊治への抑えに抑えた思慕を断って、さびしく去ってゆくのだった。

関連するキネマ旬報の記事