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ぼんち

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  • 平均評点

    75.0点(128人)

  • 観たひと

    197

  • 観たいひと

    16

  • レビューの数

    35

基本情報

ジャンル 文芸 / ドラマ
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/4/13
上映時間 104分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督市川崑 
脚色和田夏十 
市川崑 
原作山崎豊子 
企画辻久一 
製作永田雅一 
撮影宮川一夫 
美術西岡善信 
音楽芥川也寸志 
録音大角正夫 
照明岡本健一 
編集西田重雄 

キャスト

出演市川雷蔵 喜久治
若尾文子 ぽん太
中村玉緒 弘子
草笛光子 幾子
越路吹雪 比佐子
山田五十鈴 勢以
船越英二 喜兵衛
林成年 太郎
倉田マユミ お時
毛利菊枝 きの
北林谷栄 内田まき
菅井一郎 工場主土合
潮万太郎 高野市蔵
中村鴈治郎 春団子
京マチ子 お福
毛利郁子 芸者(1)
橘公子 君香
浜村純 憲兵
嵐三右衛門 和助
伊達三郎 泰助
上田寛 幾郎の里親
志摩靖彦 佐野屋
小柳圭子 看護婦
種井信子 芸者(2)
谷口和子 芸者(3)
里中位子 芸者(4)
山口万千子 お針女(1)
高原朝子 お針女(2)
東山京子 お針女(3)

解説

週刊新潮に連載された山崎豊子の原作を、「流転の王妃」の和田夏十と市川崑が共同で脚色「女経」の市川崑が監督したもので、大阪船場のぼんちという宿命を負った一人の青年の半生が描かれる。「浮草」の宮川一夫が撮影した。

あらすじ

四代続いた船場の足袋問屋河内屋の一人息子喜久治は、祖母・きの、母・勢以にすすめられ砂糖問屋から弘子を嫁に貰った。河内屋は三代も養子旦那が続いたため、きのと勢以の力は絶大だった。二人は弘子をじりじりとしめつけた。妊娠した弘子は病気と偽って実家へ帰り、久次郎を産んだ。家風を無視されたきのと勢以は弘子を離別するよう図った。昭和五年、弘子を離縁してからの喜久治は新町の花街に足を入れるようになった。富の家の娘仲居・幾子が好意をよせた。父が死に、喜久治は五代目の河内屋の若旦那におさまった。襲名の宴を料亭浜ゆうで開いたが、仲居頭のお福にきのと勢以は魅せられた。彼女を喜久治にとりもち娘を生まそうと企んだ。喜久治は待合金柳で芸者ぽん太と馴染みになった。妾となったぽん太はしきたりに従って本宅うかがいに現われた。さすがの勢以も気をのまれた。喜久治はまた幾子が芸者に出たのを知ると彼女も囲った。ぽん太に男の子が生れた。きのは五万円の金で生れた子と縁切りをするよう言った。日中戦争が始まり、世の中は不景気の一途を辿っていた。喜久治は道頓堀のカフェーで女給比佐子とねんごろになった。幾子が難産の後、子癇を起して死んだ。妾の葬式を旦那が出してやることは許されない。喜久治はお福のはからいで浜ゆうの二階から幾子の葬式を見送った。男泣きに泣く喜久治を、お福は自分の体を投げ出して慰めた。日中戦争から太平洋戦争へ。喜久治は灯火管制下にも妾の家をこまめに廻った。空襲で河内屋も蔵一つを残し全焼した。ぽん太、比佐子、お福がやって来た。喜久治は金庫の金を出して等分にし、河内長野の菩提寺へ行ってくれと言った。翌朝、きのは自殺した。戦争が終った。菩提寺を訪れた喜久治は、勝手にしゃべりまくる三人の女のあけすけの姿をのぞき見、そのまま女にも会わずに帰った。これで放蕩も終りだとさっぱりした気持になったのだ。昭和三十五年三月、今は五十七歳の喜久治、彼は彼なりに商売に対する夢を抱いている。だが、ぽん太の子太郎はいまさら足袋屋でもないと喜久治を嘲笑するのだった。

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