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黒い画集 あるサラリーマンの証言

  • くろいがしゅうあるさらりーまんのしょうげん
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  • 平均評点

    76.5点(145人)

  • 観たひと

    213

  • 観たいひと

    13

  • レビューの数

    36

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/3/13
上映時間 95分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 疑似ステレオ
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督堀川弘通 
脚色橋本忍 
原作松本清張 
製作三輪礼二 
撮影中井朝一 
美術村木忍 
音楽池野成 
録音藤好昌生 
照明森弘充 
編集黒岩義民 
衣裳岩井正晴 
製作担当者真木照夫 
助監督恩地日出夫 
記録米山久江 
スチール副田正男 

キャスト

出演小林桂樹 石野貞一郎
中北千枝子 石野邦子
平山瑛子 石野君子
依田宣 石野忠夫
原知佐子 梅谷千恵子
織田政雄 杉山孝三
菅井きん 杉山ミサエ
小西瑠美 岩本夏江
江原達怡 松崎
児玉清 森下
中村伸郎 竹田
小栗一也 田辺
佐田豊 古川
三津田健 岡崎
西村晃 奥平
平田昭彦 岸本
八色賢典 小松
小池朝雄 早川
佐々木孝丸 裁判官
一の宮あつ子 食料品店おかみ
中丸忠雄 戸山正太郎
家田佳子 ハイティーン
西条康彦 果物屋の店員

解説

週刊朝日に連載中の松本清張『黒い画集』の中の一編『証言』の映画化。「空港の魔女」の橋本忍が脚色し、「裸の大将」の堀川弘通が監督した。撮影は「新・三等重役」の中井朝一。パースペクタ立体音響。第34回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第2位。

あらすじ

東和毛織の管財課長・石野は、妻と子供二人の家庭生活も円満でありながら、同じ課の事務員梅谷との情事を楽しんでいた。七月十六日の木曜日も、いつものように石野は、会社が終ると新大久保のアパートに梅谷を訪ねた。その帰途、駅の近くで近所に住む保険外交員の杉山とすれちがい挨拶をかわしてしまった。妻には、遅くなった理由を渋谷で映画を見て来たからだと言った。三日後、石野は刑事の訪問を受けた。十六日の午後九時三十分頃、新大久保で杉山に会ったかどうかと質問された。会ったと言えば、梅谷との関係を洗いざらいにしなければならない。破滅を意味した。石野は、会った覚えはないと答えた。その夜、杉山が向島の若妻殺しの容疑者として逮捕された。転ばぬ先の杖と、石野は梅谷を品川のアパートへ移転させた。彼は杉山が犯人でないことを知った。犯行は、杉山と会った時間に、向島で起っていたのだ。が、石野は証言台でも「会った事実はない」と証言した。杉山の「どうして嘘を言うのですか」という絶叫を聞き流しながら。--部長の甥の小松が、梅谷と結婚したいと言い出した。梅谷もすべてを清算する機会だという。石野も、波風の立たぬ生活に戻ろうと決心した。アパートに行くと、梅谷が学生の松崎と只ならぬ関係を結んでいた。梅谷は、松崎が石野と彼女の間柄をタネに脅迫したのだという。松崎は社に現われ、石野に五万円を要求した。松崎は与太者の早川に借りた麻雀の金に苦しんでいたのだ。石野は三万円で手をうつことにした。約束の日、約束の時間には間があるので、映画を見、アパートへ行った。が、石野を待っていたのは松崎の死体だった。暗がりのため、石野の上着、指の先まで被害者の血が附いた。石野は逮捕された。弁解は信用されなかった。刑事は前も映画、今度も映画と言って笑った。七月十六日の夜、杉山に会ったことを石野は語った。--石野は釈放された。しかし、これから一体彼は何をしたらいいというのだろう。

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