男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

黒薔薇の館

  • くろばらのやかた
  • Black Rose
  • Black Rose


  • 平均評点

    55.5点(43人)

  • 観たひと

    83

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1969
公開年月日 1969/1/25
上映時間 90分
製作会社 松竹
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督深作欣二 
脚本松田寛夫 
深作欣二 
製作織田明 
撮影川又昂 
美術熊谷正雄 
音楽鏑木創 
録音小林秀男 
照明三浦礼 
編集寺田昭光 
スチール小尾健彦 

キャスト

出演丸山明宏 藤尾竜子
小沢栄太郎 佐光喬平
田村正和 佐光亘
松岡きっこ 玲子
内田良平 風間
西村晃 大友
城アキラ ジョージ

解説

「恐喝こそわが人生」の松田寛夫と深作欣二が共同でシナリオを執筆し、深作が妖麗な謎の女をめぐる異常な性行動を描いたもの。撮影は「コント55号と水前寺清子の神様の恋人」を担当した川又昂。

あらすじ

藤尾竜子は、佐光が経営するクラブ「黒薔薇の館」で純粋至上の愛を歌い、男たちを陶酔させた。崇拝者たちは、種々の手段を講じて竜子に近づこうとしたが誰一人、彼女の気に入る者はいなかった。佐光もまた、彼女を愛するもののひとりだった。ある日、竜子のかつての男が、復縁を迫り混血少年のジョージと決闘して即死した。その惨事を見て竜子の瞳は、妖しくも、美しく輝くのだった。それから数日、竜子は佐光に自分の愛の遍歴を打ち明けた。それは、求め続けながらまだ獲得出来ない“絶対の愛”についての嘆きだった。その時佐光は、彼女を慰め、「黒薔薇の館」を彼女の手に委ねた。竜子の意匠のもとに改装された「黒薔薇の館」は官能的な幻想の世界に変貌し、会員たちを驚かせた。「館」の主人になった竜子は女王の気品を備え、ますます男たちを魅了した。佐光はそんな有様に幸福だった。しかし、彼の幸福は長続きはしなかった。佐光と亡妻との間に生まれた一人息子亘が舞込んで来たのだ。亘はヤクザの世界に入っていたが、組織を裏切った殺人行為で、警察と殺し屋の両方から追われていた。追いつめられた亘の姿は、竜子の心を強烈に、惹きつけた。佐光は愛人を奪われた嫉妬から息子を罵り、殺し屋たちは竜子をも巻添えにすると脅迫してきた。亘は死を覚悟し街に出る決意をした。竜子と亘との、死をも恐れぬ至上の愛が美しく燃えた。やがて、二人を探し廻る佐光は港でおり重って息絶えている亘と竜子の姿を発見するのだった。

関連するキネマ旬報の記事

1969年3月上旬号

日本映画批評:黒薔薇の館

1969年2月下旬号

日本映画紹介:黒薔薇の館

1969年1月上旬新年特別号

次回作:黒薔薇の館