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大悪党

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  • 平均評点

    74.1点(35人)

  • 観たひと

    66

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    8

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/2/24
上映時間 92分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督増村保造 
脚色石松愛弘 
増村保造 
原作円山雅也 
企画関幸輔 
撮影小林節雄 
美術下河原友雄 
音楽山内正 
録音須田武雄 
照明渡辺長治 
編集中静達治 
スチル柳沢英雄 

キャスト

出演田宮二郎 得田仁平
佐藤慶 安井一郎
緑魔子 太田芳子
倉石功 島輝夫
内田朝雄 マネージャー
北村和夫 岡野検事
早川雄三 マスクの男
森矢雄二 大学生
伊東光一 裁判長
井上大吾 検察事務官
三夏伸 バーテン
谷謙一 管理人
小山内淳 刑事
中条静夫 監識主任
西条美奈子 少女

解説

円山雅也原作「悪徳弁護士」(自由国民社版)を、「残侠の盃」の石松愛弘と、「華岡青洲の妻」の増村保造が共同で脚色し、増村保造が監督した。撮影はコンビの小林節雄。

あらすじ

洋裁学校の生徒芳子は、ボウリング場で安井と知りあい、バーに誘われた。安井がやくざとは知らずに、勧められるままに酒を飲んだが、それは睡眠薬の入ったカクテルだった。習朝、芳子は安井のマンションで目を覚ましたが、すでに身体を奪われ、そのうえ、ヌード写真を撮られていたのだ。一度は安井の許を逃げ出した芳子も、つきまとう安井の手から逃がれられず、マンションに監禁されてしまった。ある日、安井は人気歌手島輝夫に芳子を抱かせ、それを十六ミリに収めた。それをネタに島を恐喝しようというのだ。島のマーネージャーは五百万円を要求されて驚き、一件を弁護士の得田に任せた。得田が安井のマンションを訪ねたあと、芳子はその得田に救いを求めた。得田は芳子に、安井の手から逃れるためには彼を殺すほかはない、と説得して、その善後策を練った。その夜芳子は、酔って眠り込んだ安井の首にネクタイを巻きつけ、締め殺してしまった。早速、連絡を受けた得田は現場に着くと手なれた行動で殺人現場の偽装工作を行ない、その上で芳子を自首させた。得田の策略は、法廷で芳子が殺人を自首したあと弁護に立ち、殺人現場に第三者が存在した物的証拠を提出して、芳子を無罪にしようというものだった。偽装工作は第三者の存在を示すためのものだった。裁判が始った。得田の鮮やかな弁論は、芳子の無罪を裁判官に納得させるに十分だった。芳子が釈放されると、得田は一変した。島のマネジャーに、安井の部屋から手に入れた十六ミリを見せ、五百万円をせしめたのだ。得田の努力はすべてこのためだったのだ。しかし、芳子も今はただの純情な女ではなかった。彼女は得田に偽装工作の一件を警察に密告するとおどし、金を手にすると呆然とした得田を残して、去っていった。

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