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薮の中の黒猫

  • やぶのなかのくろねこ
  • Kuroneko
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  • 平均評点

    67.8点(18人)

  • 観たひと

    45

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ホラー
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/2/24
上映時間 107分
製作会社 日本映画新社=近代映画協会
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督新藤兼人 
脚本新藤兼人 
製作堀場伸世 
能登節雄 
桑原一雄 
撮影黒田清巳 
美術丸茂孝 
音楽林光 
録音大橋鉄矢 
照明田畑正一 
編集榎寿雄 
スチル松本博史 

キャスト

出演乙羽信子 
太地喜和子 
中村吉右衛門 彼(薮ノ銀時)
佐藤慶 頼光
小川吉信 頼光の輩下A
戸浦六宏 武将
江角英明 輩下A
大木正司 輩下B
加地健太郎 輩下C
金田栄珠 クマスネヒコ
河西郁子 美女A
瀬畑佳代子 美女B
岡田千代 美女C
殿山泰司 農夫
西内紀幸 検非遺使A
富田勝 検非遺使B
出演(声)観世栄夫 ミカドの声

解説

「華岡青洲の妻」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督も担当した。平安期に時代をとった妖怪もの。撮影は「性の起原」の黒田清巳。

あらすじ

相次ぐ戦乱に荒廃した平安中期の京。一軒の貧しい民家に住む若い娘と母親が、落武者の暴力を受け、家もろとも焼け死んでしまった。羅城門に妖怪が現われるようになったのはその時からである。幾人もの侍が、毎夜、毎夜、深い闇の中から現われた美女について行ったあげく、翌朝、喉を食いちぎられて発見されたのだ。その頃、敵の大将の首をとった百姓の出の薮ノ銀時が、頼光の股肱の輩下に加わった。銀時は母と嫁に自分の武将姿を見せようと我が家に帰ってみたが、彼を待っていたのは無残な焼跡だった。母も妻もいなかった。やがて銀時は頼光から、妖怪退治の命を受けた。夜の羅城門の近くで、白い袿の女が現われ、導かれるまま銀時は女の家に入った。そこには女の母が待っていた。彼は驚いた。若い女は自分の妻に、その母はやはり自分の母にそっくりだったのだ。だから銀時に妖怪退治ができようはずはなかった。その夜から、銀時は妖怪に思慕の情をつのらせていき、若い妖怪もまた、銀時への慕情に身をさいなんでいた。だが、会うことは許されなかった。母と娘の霊魂は、酷い仕打ちをした侍の生血をすすることを天地の魔神に誓い、その約束で現世の姿をかりることが出来たからである。それでも若い女は羅城門に現われた。銀時は狂喜した。二人の抱擁は狂おしくつづいたが、七日間が過ぎた時、女は消えていた。誓いを破った女は地獄へ落ちて行ったのだ。残された母は、それを哀しく思いながら、侍の生血をすすることに執念を燃やした。銀時は頼光に責められ、いよいよ決意に迫られた。ある夜、母の顔に怪猫の姿を見た銀時は太刀を振るって、腕を斬り落とした。それはみるみる千年の歳を経た黒い怪猫の前脚になっていった。銀時は物忌みをするよう七日間の蟄居を命ぜられた。その時、銀時は計られて前脚を母に奪い返されてしまった。前脚は猫の武器なのだ。狂ったように闇の中を追う銀時、しかし彼は翌朝、雪をかぶって死んでいた。彼の周りを、一匹の黒猫が悲しそうに鳴きながらまとわりついていた。

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