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乱れ雲

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  • 平均評点

    76.8点(152人)

  • 観たひと

    250

  • 観たいひと

    18

  • レビューの数

    33

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1967
公開年月日 1967/11/18
上映時間 108分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督成瀬巳喜男 
脚本山田信夫 
製作藤本真澄 
金子正且 
撮影逢沢譲 
美術中古智 
音楽武満徹 
録音藤好昌生 
照明石井長四郎 
編集大井英史 
スチル中尾孝 

キャスト

出演加山雄三 三島史郎
司葉子 江田由美子
土屋嘉男 江田宏
森光子 四戸勝子
加東大介 林田勇三
藤木悠 石川
草笛光子 石川文子
中丸忠雄 藤原部長
浦辺粂子 三島ぬい
中村伸郎 武内常務
中川さかゆ 房枝
小栗一也 葛西所長
松本染升 通産省参事官
伊藤久哉 輸出振興部部長
村上冬樹 輸出振興部局長
草川直也 井上次長
田島義文 営林署署長
佐田豊 源さん
宇野晃司 
清水元 史郎の客A
十朱久雄 史郎の客B
アンドリュー・ヒューズ カナダ人の男
ドウ・ピーリントン カナダ人の妻
石田茂樹 通産省会計課員
左卜全 バスの老人
竜岡晋 宏の父

解説

「拳銃は俺のパスポート」の山田信夫がシナリオを執筆し、「ひき逃げ」の成瀬巳喜男が監督した交通問題をテーマとした社会ドラマ。撮影は「颱風とざくろ」の逢沢譲。

あらすじ

江田宏と由美子は幸福の絶頂にいた。江田は通産省に勤めていて米国派遣の辞令を受け、妻の由美子は妊娠していることを知ったばかりだった。だが、江田が交通事故で死んだのは二人が祝杯をあげてから間もなくのことだった。告別式の日、江田を轢いた三島史郎が現われた。由美子は史郎に激しい憎悪を感じた。史郎の起した交通事故は不可抗力で、彼は無罪になったのだが、彼は勤め先の貿易会社の死命を制する通産省の役人を殺したため青森へとばされ、常務の娘との婚約も破棄された。史郎は毎月一万五千円を十年間由美子に支払うと約束したが、史郎にとって少しも義務のないこの契約は、由美子の姉文子が行なった。由美子には毎月決って送られてくるその金は、つらい思いにつながって暗い気持ちにさせられるものとなった。彼女は夫の両親から籍を抜かれ、その上、胎内の子も捨てねばならなかったのだ。やがて、勤めに出た彼女は、身を寄せていた文子の家で、彼女の美貌に義兄の目が光るのを感じると、義姉の勝子がとりしきっている十和田湖畔の実家に帰った。青森で史郎を訪れた由美子は文子がとり決めた契約を破棄した。彼女は事件のすべてを忘れようと思ってのことだが二人は何度か顔を合わせた。いつか二人はお互いに愛を覚えるようになったが、由美子は史郎に自分の前から去ってくれと頼んだ。ある日、史郎が西パキスタンへ転勤を命ぜられ、二人は別れの一日を湖畔で過ごした。由美子は幾度か史郎の激情に押し流されそうになった。その度に彼女を押しとどめたのは前夫の想い出だった。その由美子の心が急に史郎に傾いたのは史郎の発つその日だった。だが、二人は嶮しい山道で悲惨な交通事故を目撃した。その有様は、かつてのいまわしい想い出そのままに、二人を重苦しくつつんだ。由美子は決して史郎と結ばれないことを悟った。

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