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座頭市海を渡る

  • ざとういちうみをわたる
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  • 平均評点

    65.1点(63人)

  • 観たひと

    105

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/8/13
上映時間 82分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督池広一夫 
脚色新藤兼人 
原作子母沢寛 
企画久保寺生郎 
撮影武田千吉郎 
美術西岡善信 
音楽斎藤一郎 
録音大谷巖 
照明山下礼二郎 
編集谷口登司夫 
スチル小山田輝男 

キャスト

出演勝新太郎 座頭市
安田道代 お吉
五味龍太郎 常念坊
千波丈太郎 暴力スリ
東野孝彦 安造
井川比佐志 栄五郎
田中邦衛 よく喋る男
三島雅夫 権兵衛
山形勲 藤八
守田学 新造
伊達三郎 カギ松
杉山昌三九 五郎兵衛
寺島雄作 旦那衆C
原聖四郎 与左衛門
勝村淳 トラ鮫
荒木忍 金右衛門
堀北幸夫 平太
東良之助 和尚
沖時男 旦那衆A
越川一 旦那衆B
小林加奈枝 安造の母

解説

子母沢寛の原作から「酔いどれ博士」の新藤兼人が脚色、「雁(1966)」の池広一夫が監督したシリーズ第十四作目。撮影は「泥棒番付」の武田千吉郎。

あらすじ

これまで斬った人々の菩提をとむらうため、座頭市は四国の札所めぐりを続けていた。船の中で暴力スリをこらしめたりした市だが、ある日、馬に乗って追ってきた栄五郎という男に斬りつけられ、止むなく彼を斬った。止むを得ないとはいえ、また人を斬った市の心は沈んだ。だから、栄五郎の家を訪ね、妹のお吉に腕を斬られた時、お吉の短刀をよけようともしなかったのだ。お吉は、実は優しい娘で、兄が殺されたと悟って咄嗟に市を斬ったのだが、今度はその市をかいがいしく介抱するのだった。お吉の話では、栄五郎が三十両の借金のために、土地の馬喰藤八から命じられて市を襲ったのだった。そして市を弟の仇と狙う新造が藤八にそれを頼んだことが分った。また村の暴力一家の頭でもある藤八は、芹ケ沢の支配権を一手に握ろうと画策してもいた。だが、そこはお吉の土地だったから、藤八は邪魔なお吉に、女房になれと言ってきた。それを知った市はお吉の後見人となり真っ向うから藤八と対立したのだ。そんな二人を、名主の権兵衛は狡猾な計算で見守っていた。先ず市は栄五郎の香奠として、藤八に三十両を要求した。結局競技で藤八の弓に居合で勝った市は三十両をせしめた。しかし、その帰途を藤八の子分が襲ったのだが、所詮市の居合に敵うはずもなかった。市とお吉は栄五郎の墓を建てて、しばらくの間楽しい日々を過ごした。そんなお吉に、恋人の安造が土地を捨てようと誘った。しかし、お吉は市を信じていた。やがて藤八は市に最後通牒をつきつけてきた。そしてその日、市はたった一人で藤八一家と対峙した。孤立無援の市を、村の人は助けようともしなかった。市は闘った、斬った、市は村人がきっと助けにくると信じて危機を切り抜けていた。やがて、安造が刀を手に現われた。そして安造が藤八の用心捧常念の槍に斃れた時、ついに、村人も市に加勢してきた。勇躍した市は一刀の下に藤八を斬った。そして市は、馬上から見送るお吉に別れを告げ夕焼空の彼方へと去って行った。

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