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にっぽん泥棒物語

  • にっぽんどろぼうものがたり
  • The Burglar Story
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  • 平均評点

    77.3点(86人)

  • 観たひと

    142

  • 観たいひと

    18

  • レビューの数

    23

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1965
公開年月日 1965/5/1
上映時間 117分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督山本薩夫 
脚本高岩肇 
武田敦 
企画植木照男 
宮古とく子 
撮影仲沢半次郎 
美術森幹男 
音楽池野成 
録音小松忠之 
照明桑名史郎 
編集長沢嘉樹 
スチル田中真紀夫 

キャスト

出演三國連太郎 林田義助
北林谷栄 林田母
緑魔子 林田ふく子
佐久間良子 高橋はな
五月藤江 高橋母
江原真二郎 馬場庫吉
市原悦子 桃子
伊藤雄之助 安東警部補
花澤徳衛 菊池浩一
山本勝 菊池健二
鈴木瑞穂 木村信
山本麟一 田島
河合絃司 広川巡査
吉田義夫 かめや主人
潮健児 川上
沢彰謙 鶴岡質屋主人
加藤嘉 藤本弁護士
千葉真一 大木弁護士
室田日出男 斎木記者
岡野耕作 石山支局員
北川恵一 大庭
杉義一 長谷川
打越正八 ダム工事の人夫頭
久地明 ダム工事の人夫A
戸田春子 歯を直す老婆
杉狂児 検問所巡査A
田川恒夫 検問所巡査B
大木史朗 盗難調べの刑事
今井健二 若い刑事
永井智雄 差戻審の裁判長
加藤武 田村検事
大村文武 高山検事

解説

「赤い手裏剣」の高岩肇と「雪崩(1956)」の武田敦が共同でシナリオを執筆「傷だらけの山河」の山本薩夫が監督した喜劇。撮影は「飢餓海峡」の仲沢半次郎。

あらすじ

窃盗、強盗、置き引き、泥棒の種類も多い中で、林田義助はそのトップクラスの“破蔵師”である。狙いをつけた家を詳細に調べあげた末、土蔵に穴を開けて品物をリレーで運び出すと、“ずや師”と呼ばれる盗品買いの処へもってゆき現金に代えるのだ。義助が前科四犯の破蔵師になったのは歯科医の父が死んだあと、母や幼い弟妹を養うため、もぐりの歯科医となるが、戦争で薬が手に入らず、この商売に入ったのがきっかけだった。こんな義助がある時仲間たちと温泉に遊びにゆき、芸者桃子に認められ世帯をもつことになった。里帰りする桃子に、手土産をと、盗品を渡したのが、義助にケチをつけ、苦手の安東刑事につかまって拘置所ゆきとなった。ここで自転車泥棒庫吉のもとに弟子入りした義助は、保釈になると庫吉と呉服屋に忍びこみ、巡回中の消防団に追われる破目となった。線路づたいに逃げた義助は、その夜九人の大男とすれちがった。その夜明けのこと、大音響と共に杉山駅で列車転覆事件が起った。桃子に訴えられて刑務所に行った義助は、杉山駅列車転覆事件の犯人だという三人の男に会った。だがその中には小男と足の不自由な男がいた。無実を訴える三人の男を見て、義助はあの夜会った九人の男が犯人ではないかと、不蕃を抱いた。やがて、堅気になる決心で出所した義助は、ダム工事場で働くと共に、はなと結婚し、子供も生れた。平和な生活の中で、義助は前科を隠すことに苦心した。だが、昔の仲間の弟であの事件で国鉄を馘となった健二が、弁護士藤本を同伴で、杉山事件の目撃者として証人になって欲しいと訪ねて来た。義助は、安東刑事から“あの犯行は三人でやった”と言わなければ、はなに前科をばらすと脅かされていた。自分の生活を守るため、藤本らの話をけった義助だが、無実の三人が十年の刑を終えたのを聞くと、決心をして、東北高等裁判所へとんだ。あの晩の見たままを語る義助に、安東刑事は、彼の前科をあばいたが、傍聴席から、目顔で応援するはなを見た時、義助は堂々と証言し、裁判官は、義助の証言を全面的にとりあげた。

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