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乞食大将(1964)

  • こじきたいしょう
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  • 平均評点

    68.6点(8人)

  • 観たひと

    15

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/11/28
上映時間 93分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督田中徳三 
脚色八尋不二 
原作大佛次郎 
企画浅井昭三郎 
撮影木浦義明 
美術内藤昭 
音楽伊福部昭 
録音奥村雅弘 
照明中岡源権 
編集山田弘 
スチル西地正満 

キャスト

出演勝新太郎 後藤又兵衛
藤由紀子 鶴姫
藤巻潤 黒田長政
城健三朗 宇都宮鎮房
田村正和 花若(後に朝末)
丸井太郎 馬蔵
五味龍太郎 蒲池弥惣
島田竜三 池田輝政
石黒達也 黒田惣兵衛
清水将夫 徳川家康
水原浩一 朝倉嘉兵衛
富田仲次郎 福島正則
杉田康 弥助
北城寿太郎 夜須平四郎
藤山浩二 堀五郎左衛門
荒木忍 揚西堂
杉山昌三九 本多正信
香川良介 福島丹波

解説

大佛次郎の同名小説を「近世名勝負物語 花の講道館」の八尋不二が脚色「忍びの者 霧隠才蔵」の田中徳三が監督した剣豪もの。撮影は木浦義明。

あらすじ

藩主黒田長政は、領下の豪族宇都宮鎮房との戦いに敗れ、敗走を統けていた。そんな折も折長政の下に後藤又兵衛討死の悲報がつたわってきた。幼い頃から兄とも友とも思っていた又兵衛の死に、長政はしばし涙にくれた。が、そんなところに槍を杖にした全身血まみれの又兵衛が帰ってきた。思わぬ又兵衛の生還に黒田陣はわきかえった。そんな一同の喜びをよそに、又兵衛は今夜が夜襲をする絶好の機会であることを告げた。しかし長政はこの報告に半信半疑であった。が、又兵衛は、そんな長政を後に、一党を引き連れて宇都宮陣になだれこんだ。長政もこれに続いた。この勇猛果敢な奇襲に宇都宮陣は大混乱し形勢は逆転した。戦いに敗れた鎮房は、嫡子花若と娘鶴姫を人質に、和を乞うた。長政も、いったんは、これを承知したものの、ある日鎮房を城に呼び、欺し討ちにかけた。怒った鎮房は、激しく長政に迫った。欺し討ちには承服できなかった又兵衛だが、長政の危機をまのあたりにみて、心ならずも鎮房を倒した。長政はさらに、鶴姫、花若の処刑を命じた。さすがの又兵衛も、この長政の冷酷さにあいそをつかし、花若、鶴姫を救い、そのまま、彼を慕う家来を連れて、浪々の旅に出た。そして七年の歳月が過ぎた。又兵衛は鎮房の七回忌供養に訪ねた尼寺で鶴姫に会った。又兵衛の真情を知った鶴姫の心は激しく動いた。京からかけつけた今は立派な武士となった花若も、これを聞き茫然となった。父の仇又兵衛を討つことが花若の生きがいだったのだ。又兵衛も二人の立派に成人した姿を見て思い残すことはなかった。始った大阪夏の陣に、鶴姫から贈られた鎮房遺愛の兜をかぶった又兵衛の勇姿があった。

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